表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/4

設定 裏


 設定という名の全話ネタバレ。裏(表)設定です。




 獅道愁一


 実際は千年以上前に普通に死ぬ筈だった侍。当時、女神ケイの同情心により、死んでも直ぐに生き返る、冥界や地獄を通らず即転生する転生体になってしまった。


 それは当時の冥界管轄外であったため、同じく管轄外の霊や鬼を処刑する役割を与えられることで存在に意味を持ち管轄された。


 その管轄担当が上杉英治。


 しかし、千年以上生き死にと戦いを繰り返したため、愁一の自我が崩壊しかけていた。


 対策として記憶をリセットされ、現代に狩師として召喚される。


 彼を転生召喚したのはケイではなく、英治である。



 彼の刀、血統解放の力は対人外力に特化した冥界の兵器。人の叡知以上のプラスの力に対してほぼ全てにマイナスの力として作用する。カウンターではなく、完全な削除。


 その為、霊力や魔力、神力等に対して無敵に作用するが、普通の人間、人の力、知識を対等に消費して作られたものに対しては効果がない。



 チートの様に見えるが、単にキルカウントとなる範囲が広いだけ。


 彼と戦うなら魔力、霊力、神力等の力ではなく、それこそ戦車や軍艦等の物理的な力で戦えば済む話。


 しかし、彼も修羅場となるのは当然、肉弾による白兵戦なので必然的にその対応力として相応の力がある。


 本編の主人公。


 望まざるして力を持つが、その記憶を失って現代でどう生きるのか選択を常に迫られる。






 ケイシー・セグシオン・フォンベルン



 死にかけていた愁一に同情して神聖な血を与え転生体にした女神。情熱家で博愛主義。ただ、問題は神としての愛情や同情心であるため、それが全て理解される訳ではない。


 冥界を偵察していた時に出会った、当時冥界の管轄プログラムの上杉英治に一目惚れしてから地上にも興味を持つようになる。


 そして死にかけの愁一を見つけ、ただの人間に人以上の力を与えた罪で冥界の女王にまで身を落としてしまう。


 結果、英治の管轄下になり、別にケイに対して感謝していない、むしろ憎んでさえいる愁一から守るために同時に記憶をリセットされる。


 その根本は魂送師ではない。様々なものに祝福を与える女神。


 メインヒロインだが、愁一に対して恋愛的な意味でのヒロインではない。登場数は少ないが、重要人物であり人外側の主人公。


 ポンコツ、ポンコツ言われるが、彼女がポンコツというより周囲がハイスペック過ぎるんだよ!という印象。



 上杉英治


 現在の物語の基盤をほぼ構築した冥界の魂送管轄プログラム。


 この物語の地上における力の水準は全て上杉家のプログラムによって決められている。


 魂、霊、霊力的なものと実際の人間、神、それ以外という区別で、基本的に人が持ち得ない力に対して強力な強制遮断力を持つ。


 この物語に置いて魔力が主流ではない理由の一つ。


 別の世界線に異世界や魔力があるかもしれないが、それは見えない壁のようなもので通常遮断されている。


 その遮断に侵入した例外を管轄するのが主な彼の仕事である。


 その例外は主に魂送師として管轄している。魂送師が基本、普通の人間ではないのはこのため。


 狩師として管轄するのは普通の人間として生まれて、普通の人間が持ち得ない力を持っている場合。


 これらが混じって冥界や地獄に来ると非常に面倒なので区別し管轄する必要があった。


 本来は感情を持たないアンドロイドのような存在だったが、女神ケイに出会ったことにより感情が芽生える。


 それにより、魂送師、狩師が長く生き、その記憶を保持していると危険だと判断し、記憶をリセットするという手段を選ぶ。


 実質、魂送師の頂点。魂送師側の主人公でラスボスでもあり、黒幕でもある。


 感情が芽ばえ現代に長く生きたため、彼も同様に精神的に消耗していることは間違いない。


 愁一の魂送師でもある。





 基本、この三人が登場人物のプロトタイプ。他は彼らから少しずつ足りない部分を分岐した役割を持っています。


 純粋な第二世代の魂送師が桜小路鏡一狼や一ノ宮月臣のようなタイプ。狩師なら足利義輝や朝倉宗滴。



 魂送師は全員、喪服が正装で冥界へのゲートを開く鍵であるステッキになるネクタイピンを持っていて、組織的統一性があります。


 逆に狩師はそれぞれ普通の人間として生きている場合がほとんどです。




 元々、魔力、異世界転生というワードがあまりにも多く、それがない少年漫画は固有名詞のオンパレードだったので、むしろそれらを使わずにアクションバトルものが書きたいという理由でこういう構築になりました。


 本来は単騎で現代の悪霊退治をする話だったのですが、既にそういう話がありますし、一度、一組織で全てを賄おうとしたのですが非常に厳しかったので今のような形に落ち着いた感じです。


 愁一に仮に記憶があっても、かなり辛い記憶しかありませんし、それこそただの殺人奇にまっしぐら。しかも元々いた時代とはかなりずれてしまっているので必然的にゆるふわ記憶喪失になりました。


 ケイが愁一のヒロインにならなかったのは、実際に同居させた時に、「あ、この二人合わないわ~」と純粋に思ったのが理由です。空気感に安定がないというか。


 記憶喪失状態で思い込みの激しいタイプと恋愛するのは無理があって。


 そもそも、愁一は一方通行に想われる恋愛が向いてないんですよね、これが。


 彼は意外と好きな相手には一途にアプローチするタイプなので、ふんわりハーレムも向いてないし。恋愛させるならそれこそガチに書くことになるのでいないという選択もありかと。


 恋愛という意味では英治ぐらい尖った性格の方がモテますよね。まぁ、彼はビジュアル込みの部分も多いですけど。



 アクションはアクションでも思ったより悪霊対より狩師や刀飾との小競合いが多くなりました。みんな、持っているものが内面的に個性豊かなせいでしょうか。


 ケイさんやカイウスがポンコツというより本当に周囲がそれぞれ特化したものを持っていてハイスペックなせいですね。まぁ、実際の年齢より遥かに生きているとなると思考も普通じゃないだろうなー、という理由ですが。特に術者系と記憶持ちはアクションとミステリー的な推理も出来ますから優秀ですね。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ