表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
詩集 遠影  作者: すたた
2/8

空と止まったままの僕

 日の出間近

 群青色の空に自らの死と再生を思うのは僕だけだろうか


 天中の時

 蒼藍色の空にこの上ない自由と寛怠に苛まれるのは僕だけだろうか


 夕暮れ時

 暁色の空に焦れるような恋しさと劣情を思うのは僕だけだろうか


 宵の口

 勝色かついろの空に雄たけびをあげるような野生と熱気に取りつかれるのは僕だけだろうか


 真夜深

 漆黒の空に染み入るような孤独と安堵を感じるのは僕だけだろうか


 夜ぐたち

 紫の夜明けをみて 心が空に溶けていった


 人に無いものを求めるフリして 自分に無いものを求めていたんだ


 止まったままの僕をおいて いつまでも世界は廻っていた



勝色とはダークブルー、濃紺の一種でとても落ち着いた色です。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ