表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
詩集 遠影  作者: すたた
1/8

夏霧

      

 少しだけ肌寒い夏の夕暮れ

 空から霧が降りてくる

 薄ぼんやりと見える森のさざめき


 街灯のヒカリを散らし

 ゆらゆらと風に舞う白い雨粒が

 怪しく僕らを誘っている

 

 遠景は煙に融けて

 すっぽりと街を霧が侵せば

 亜麻色の髪の乙女が霧の底からやってくる


 ひたりひたりと近づく気配

 嗚呼 なんと妖しく美しいのか

 ひらりひらりと蝶の影

 嗚呼 微笑んでいる

 

 誘い出されて近づけば

 熔けてしまうだろう彼女の名さえ

 ぼくはまだ知らないのだ

















(文字数規定対策の空白)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ