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Bloody tea Party  作者: rinon
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#1 ハートの王女との出会い 〜Egg on the wall〜

一話目です。

自分は大体1000文字程度で投稿することが多いです。

手軽に読めたらいいなぁ…。

卯月さんから依頼された次の日。

僕は、屋上のフェンスの向こう側に座っていた。好きなのだ、ここが。

何故野花さんは殺されてしまったのか。

ただ、それが原因で卯月さんが狂ってしまった。

別のクラスメイトから聞いた話だが、卯月さんは野花さんの死体を目の当たりにしたらしい。

泣き叫んだそうだ。

その後、野花さんの死体は親族が引き取ったらしいが、こうして卯月さんはねづさんの死体を持ってきている。

卯月さんの気持ちを察したのか、はたまた彼ら自身も狂ってしまっているのか…。

益々謎が深まるばかりだ。


そんな悶々としていたとき、背中からドアの開く音が聞こえてきた。

僕以外誰も居ない屋上に、誰か入ってきたようだ。

「誰だ、貴様」

「ただのしがない卵です」

「何を言っているんだ、お前はヒトだろう」

面白いやつなんて思ってもくれないであろう、真剣な表情だった。

紅い髪を後ろでまとめているので、前髪と余った髪しかなびいてなかった。

「危ないのではないか、そこは」

「いや、僕は結構ここ慣れてるんです。結構来てるし」

「そうか…」

フゥと小さくため息をつかれると、ちょっと僕が呆れたことをした気分になる。

あまり考えたくない。

「貴様、2年か?」

「そうですね、2年です」

「最近、我が部の2年生が殺されてな」

目を疑った。この人は野花を知っているのか…。

念のため誰か確かめておこう。

「それは、野花ねづさんですか」

「あ、あぁ。貴様は、ねづの知り合いか」

「クラスメイトです」

「あぁ、私は紅 心。ねづの所属していたハンドボール部の部長だ」

「あ、半田六槻です」

つられて、自己紹介してしまった。

まぁ、正解だったかな。

「そうか…。

では、六槻。知ってるなら答えて欲しい。

最近、ねづがこの学校へ登校しているらしいが本当か?」

「えぇ、本当です。きっと今は教室じゃないですか?

親友と一緒にいると思いますよ」

「何故だ?」

「知りません。

しかし、彼女の親友なら知っているのではないのですか?」

「そうか…」

紅先輩は30秒位考えると、再びそうかと呟いて、

「六槻、そこは危ないからな。早くこちら側に来ることをオススメする」

と、僕に注意を残して去っていった。

別にここにいるのは、僕の好き勝手じゃないか。

そう思ったが、今日の僕はそれを素直に聞くとしよう。

フェンスのこちら側に来ると教室へ戻った。


「あぁ、半田君」

「卯月さん」

先程野花さんの話をしたせいで、眠っている彼女に目がいってしまう。

相変わらず、本当にただ寝ているみたいだ。

「あのさ、さっき野花さんが所属していた部活の部長に会ったんだけど…」

「あぁ、紅先輩でしょう。知っているわ」

「そっか、野花さんが眠りながら学校に来ているのを、不思議に思っていたよ」

「そう。なら、部活にも連れてった方がいいのかしら」

いや、それはない。

だが、今彼女に何を言っても無駄だろう。

そう思って、彼女絡みの後悔その2を残した。


その日の放課後。心配で覗きに行った時にはもう遅く、紅先輩+αの悲鳴が上がっていたのであった。

(だから、言わんこっちゃない)

言えることはただ、それだけだ。

言えてないけど。

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