134/248
負けたくない子 前編
ある日 確か学校に行く年になった頃だったからだったと思う 同年代の子に負けたくないという気持ちが強くなった
そうはいっても地元(この町)には一人しか張り合える相手がいない 理由として他の子は全員年上だから
最初の内は面倒がって無視されていた気がする
だけどあれもこれも私の不戦勝と喜んでいる所を見せている内に乗ってきた
ムキになってかかってきた気がしたんだけど実は冷静な面もあったのか彼女に負け続ける日々に
それでも私はかまってもらえるのが嬉しかった
毎日のように宣戦布告したり あえてしばらく挑まなかったりしても結局は相手してくれる
やっぱり同じ年頃だからこそ話しやすかったりするのかも
まだまだそんな日常が続くと思ってた だけどあの子が課外授業で道具加工技術を絶賛されたらしく
こんな形で別れが来るなんて思ってなかった 意見を交わすのも辛く手紙を渡すだけでいっぱいいっぱいに




