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番組内コーナー「タイトルは面白そう」で

作者:聖稲
木枯らしが吹く小さな街で、自分を過大評価しがちな大学生・駈と、何でも素早く飲み込むしっかり者の望愛は、同じアパートで暮らす幼なじみ。二人をつなぐのは、小学校の雨宿りの帰り道に交わした合い言葉「愛があれば大丈夫」と、望愛の祖父から託された小さなオルゴールだ。駈は面倒見がよく、望愛は家族を何より大切にしている。

ある冬の日、駈が張り切って立ち上げた「年賀状サバイバル作戦」をきっかけに、二人は家族やご近所に、心のこもった年賀状と小さなギフトを届けて回ることになる。自転車での配達、ホットケーキを囲む朝の台所、夏には風鈴が鳴る縁側での作戦会議、突然の雨宿りで濡れた髪をタオルで拭き合う帰り道――季節ごとの出来事の中で、二人の距離は少しずつ変わっていく。年が変わるたびに、「家族」と「恋」の境界線も、少しずつ揺れ始める。

やがて駈は、年明けの町内会館を借り切って、望愛の家族も招いたささやかな「舞踏会」を企てる。年賀状の最後にだけ書く特別な一文で、長年胸にしまってきた想いを伝えるために。うまく踊れない不器用なステップと、調子外れのオルゴールの音色が、二人だけの合図になる。
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