第一仲魔発見!?
魔大陸からまず帰ろう。
この大陸に来て半年も経っている。
「魔王を倒した報告もしないとダメだしな。魔王城のお宝をまずは探そう。タダ働きはお断りだ〜」
俺は魔王城の探索を開始する。
第一宝箱発見!
勇者は「卵」を手に入れた
第二宝箱発見!!
勇者は「ミニチュア馬車」を手に入れた
第三宝箱発見!!!
勇者は「魔結晶」を手に入れた
魔王城をウロウロして手に入れたのはこの3つ。
卵はきっと魔物の卵だよな〜宝箱に入ってるくらいだから貴重な卵だと信じよう、うん。
ミニチュア馬車??なんだ、これ??精巧に出来たクリスタル製の馬車。
「これ、あれか?大っきくナレ〜って言うと馬車になる魔道具なんじゃないか??魔王が持っていたくらいだし」
独り言をブツブツ呟いていると、ミニチュア馬車が馬車サイズに大きくなった。
「お、おお!!馬車になった!これ良いな、旅に使うのに凄い便利だ!馬いねーけどな、、、」
馬車を引く仲魔が必要だなっと。
「最後は魔結晶か。とんでもない純度だな、これ。売れるレベルじゃないぞ。まぁ何かに使えるだろ」
アイテムボックスにポイッと投げ込む。
「目立ったお宝はこんなもんか〜。もう少し探してみるか」
迷子になったらしい。ウロウロ〜
光が入らない階層。
「地下室かな。”ライト” これで明るくなったな、地下室って牢屋か倉庫だろうな〜囚われてる人とかいると面倒だなぁ。フラグよ立つな〜!」
口に出してから後悔する俺。
案の定、倉庫があったが中には食糧とか生活用品がほとんど。魔王の生活用品って何だよ!?
「こっからは、牢屋エリアか。頼むから姫とか居ませんように•••」
「グルルル•••」
「なんだ?モンスターの声??」
広い牢屋の中に真っ白な大きな犬がいる。
「第一ワンワン!!発見!!」
テンション爆上げな俺
「ワンワンではないわ!我は狼の王フェンリルだ!」
「ワンワンが喋った!?」
「だから、ワンワンではない!お主なんで我の言葉が通じるのだ!?」
「わからん!多分、女神のオマケだ。(カクカクしかじかだ)」
「お主、魔王を倒したのか!?それに女神様だと!?お主は神の使徒なのか!?」
「いや、俺は使徒じゃないぞ。女神の尻拭いしただけだ。特典でおまえと話せてるから結果良かったけどな。牢屋に入ってるってことは魔王と喧嘩でもしてたんか? こっから出て俺の仲魔になれよ〜一緒に旅しようぜ」
「ガハハ。我は女神の使徒だ、魔王とは敵対しておった。不意をつかれてこの有様だ。この牢屋から出してくれるなら、お主の仲間うち仲魔とやらになってやるぞ。牢屋から出せるものならな、我を閉じ込めておくほどの牢だ。いすら魔王を倒した勇者とは言え無理だろう」
「オッケー◎ 牢屋から出せば良いのね。おまえの名前何がいい〜?」
軽い会話をしながら、牢屋を手で掴んで力任せに捻り切る。
「ヨイッショ!これで出れるかぁ??これからよろしくな」
呆然としているフェンリルを見ながら俺はニコニコしながら顔を近づける。
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