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白と黒  作者: 赤ずきん
1/6

プロローグ『暗闇の中の彼女は微笑む』

 「貴女の涙は見たくないの……お願い泣かないで? 私が全部消すから……」






 「全部全部、消してみせるから……」

 とある大きなお城のある部屋にその親子はいた。

 「お母様、またあの本読むの?」

 彼女の名前はアリア。

この王家の一人娘だった。

 可愛らしい緑の洋服と、綺麗な金髪は夕焼けの光を受けて、更に美しく見える。

 「そうよ?大事な…とても大事なお話なのよ?さぁ座って。」

 椅子に座っているのはアリアの母

 同じ金髪の髪の毛はフワフワと雲の様に柔らかそうだ。

 アリアは渋々母親の横に座り、ある一つの本を覗き込む。

 「じゃぁ読むわね?昔私達のお婆様達は、白魔導師・黒魔導師問わず仲良く暮らしていました。」

 そして母親は静かに朗読を始めた。

 アリアはそれを何度も聞いていた。

 何度も聞きすぎて飽きていた。

 じーっと聞いた振りをしながら窓の外を眺めていた。

 (何回読むんだろう?)

 アリアは心の中でそう思っていた。

 その本の台紙には『白と黒』と書かれていた。


 この時から既に世界が変わり始めていたのかもしれない。

 貴女が生まれたあの日から。

 暗闇のもう一人の彼女は密やかに微笑んでいた。



向こう側でかいているのを移動させてきました

うーん、これまた長いのを書くことになるなぁ(;A´▽`A


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