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ロジーナ弟子をとる  作者: 岸野果絵
中級魔術師編
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99/103

アリア、朝練をサボろうとする

「旦那さま、お師匠さま、明日の朝練は……」

 夕飯を食べながら、アリアはおそるおそる切り出した。

 ロジーナは食事をする手を止めた。


「朝練って何ですか?  」

 マッシュポテトを頬張ったサーナが首をかしげた。

「アリアは体力をつけるために、毎朝裏山を走ってるのよ」

 ロジーナはサーナにニッコリ笑いかける。


「素敵!!  私も参加していいですか?  」

 サーナはお箸を置いて、目をキラキラさせる。

「ちょ、ちょっとサー……」

 アリアは慌てた様子でサーナの方を向いた。


「もちろんよ。いいわよね、クレメンス」

 ロジーナは満面の笑みを浮かべた。

「ああ、もちろんだ」

 クレメンスもニコニコしながら肯く。


「うわぁ、楽しみです。お友達に会えるかなぁ~」

 サーナは嬉しそうな声をあげ、祈るように両手指を組み、うっとりと虚空を見つめている。

「ちょっとサーナちゃん……」

 アリアがサーナを軽くつついたが、サーナは気がついていない様子だ。


「ルーカス、お前も来るか? 」

「え?  いいんですか? 」

 ルーカスは驚いた様子でクレメンスの顔をみる。

「ルーカス君。朝ごはんは私がつくるから心配しなくて大丈夫よ」

「ありがとうございます。よろしくお願いいたします」

 ロジーナの言葉に、ルーカスは嬉しそうに頭をぺこりとさげた。

 アリアはそんなみんなの様子をみて、諦めたようなため息をつき、うなだれた。

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