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ロジーナ弟子をとる  作者: 岸野果絵
見習い魔術師編
15/102

アリア、初級試験をうける

 初級魔術師試験当日。


 アリアは魔術師協会本部の荘厳な建物に見惚れていた。

「アリア。ぼーっとしてると迷子になるわよ」

 ロジーナはアリアの腕を掴むと引っ張った。アリアは天井にくぎ付けだった。天井は吹き抜けになっていた。朝日がステンドグラス越しに入ってきて七色に輝いている。

「ちょっと、ちゃんと歩きなさいよ。田舎者丸出しでみっともないでしょ」

 ロジーナはアリアを引きずりながら歩く。アリアは心ここにあらずで、口をぽかんと開けながら、周りを見回していた。


「この師匠にして、この弟子ありだな」

 嫌味な声がした。ロジーナとアリアの横を、ハンスを先頭に一列に並んだ鉢巻集団がすり抜けていく。その一糸乱れぬ行進ぶりに、さすがのアリアも反応する。

「すごいですね。あの人たち」

「どうでもいいから、さっさと歩いてちょうだい」

 ロジーナはアリアをじろりと睨む。アリアは首をすくめると、ロジーナの後を追いかけた。


「エイ、エイ、オ~」

 受験会場の入り口付近で鉢巻集団が騒いでいる。

「お師匠様。あれは……」

 アリアが指をさす。

「しーっ。見ちゃダメ」

 ロジーナは慌ててアリアの腕をむんずと掴むと、強引に別の入口へ引きずって行った。

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