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自分の心を記すということ

始まりそして終わらせよ。





ものを書くとは、そういうことだ。


悪く言えば妄想。

良く言えば心の声。


自らの心に従って、思い浮かぶ言葉たちをただひたすらに。


『小説家』

そういう職業がある。

ずっとずっとなりたいと思ってきたものであり、おそらくこれからも目指し続けるだろうもの。

しかし、これを仕事として生きていくには、やる気も、時間も、知識も、才能も足りないのではないか。

諸君らは、そう思ったことはないか?


いつだってそうだ。

あぁ、ムリだ。

そう言って、思って、諦めてきた。


唯一つ、思う。

諦めなければいい。

そうすれば、いつかは栄光を得られるのだと。


今ここに、また出会うであろう自分へ向かって宣言しよう。

あなたは、物書きを止めてはいないだろう。

どれほどの時間が空いたとしても、その自らの内にある言葉たちを外界へと放出せずに永遠の時を生きていくことなど、できていないだろう。


なぜなら。


あなたはそれが好きだから。


忘れることはあったとしても。

その気でない日々が続いたとしても。

そうやってゆるりゆるりと空白を刻んでいったその暁に。


また、言葉を綴るだろう。


『小説家になろう』


そんな難しい言葉を使う必要はないのかもしれない。


ただ、愛していよう。この世界を。この言葉たちを。

この歌を。生命を。愛すべき魂を。


おとうさま、おとうさま。

わたしは、やっぱりあなたになりたい。


そう思う反面、このドラマの世界から逃れられそうにないと感じるけれど。


言の葉を紡ごうと思うんだ。

今度は、あるいは今度こそ。


物書きの物語を完結に。


ならば、これが一つの終着点。

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