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prologue
「止まない雨は無い。」
そう聞いたことがあるけど本当にそうなのだろうか。
太陽がこの僕を照らしてくれる時がくるのだろうか。
自分の気持ちが曇ったままずっとずっと生きてきた。
ずっと続いている雨音、それは僕の心の音と一緒で周りの音を掻き消す位の大きな音を立てている。
だから周りの音が聞こえないし感じる事もできない。
僕は孤独だとずっと感じていた
でも雲のすきまから太陽の光が射すようにソラは僕の心を明るくしてくれた。
これはとある少年の儚く切ない物語である。