07
―放課後
「起立。気を付け、礼!」
「さよーならぁー!」
号令が終わり部活生は次々と各部活の方へと向かっていく。奈緒と寧々もその一人だ。
「みやちゃん!帰ろー!」
「うん!」
雅と美姫は2人とも部活にも入らない帰宅部である。
「美姫ちゃん!今日は新しく出来たジェラートの店に寄らない?」
「あ、あそこでしょ?ちょっと歩いて行った所の」
「うん!」
「いいよー行こ!てゆか、気になってたんだよねぇ〜」
「よーし行こう!」
2人は他愛もない話をしながらその店へと行った
「あー美味しかった!」
「ね~!」
ジェラートを食べた2人は話しながら駅の方へと向かう
「あ、美姫ちゃんはあっちだっけ?」
「うん!じゃー明日ね、みやちゃん」
雅と美姫は駅に着くとお互い違う方面の電車なので改札をくぐるとそれぞれのホームへと移動した。
雅は4つ目の駅で降りた。
『美姫ちゃんと少し遊んで帰ったしそのまま道場へと行こうかな…。
まぁ最初からそのつもりなんでけどね!柔道着持ってるし!
てことで、コンビニでおにぎりでも買って』
そう決めると早いもので、雅は道場の途中にあるコンビニエンスストアでおにぎり2つと水を買ってから道場へと向かったのである。