05
「寧々ー美姫ちゃん行こー」
「うん。」
更衣室へと向かい着替えに行った
「みやちゃん柔道やってたんだね!格好良かったよ!」
「そっかなぁ〜」
「うん!」
「ありがとう」
2人の会話を聞いていた寧々が横で呆れた顔をして2人を見ていた
「ねー」
「何?」「寧々ちゃん?」
「あんたら………どっから見てもレズにしか見えないよ…」
「は?」「??」
今寧々レズとか言った?レズビアン………女同士のあれ?
「それで彼氏とか居たら噂は立たないんだけど………ねぇ奈緒」
「え?う、うん」
尾崎奈緒。寧々と同じ部活。
「ってかそんな噂あんの?知らなかった…」
「うん……雅ちゃんも美姫ちゃんも彼氏作ってないし2人とも凄く仲良いし…ね?」
奈緒は少し言いにくそうに言った
「別にそんなんじゃ無いのに…」
「まぁ彼氏でも作ったら?」
「……………何?自慢?自分には彼氏居ますよー的な」
そう、この二人は彼氏持ちのリア充であった
「違うし!」
「彼氏いいよなぁ〜欲しい……」
けど無理だよな…
「彼氏作ったら?好きな人いないの?」
「あんなお兄ちゃんいるから無理だよ……」
「あ、龍児さん?……まぁ確かにね……」
「あれ?みやちゃんお兄ちゃんいたんだ?」
「……うん」
お兄ちゃんは格好良いし好きだけど……絡んでくるとうざいし。男の子といたりすると遠ざけるようにしてくるし…
「じゃーアイツ…あの坊主は?」