04
白い胴着に腰にある黒い帯…
今日あるからあんま着たくなかったのにな・・・。ま、これじゃないと気合い入んないし・・・。
そして雅は目を瞑り一息つき
「よし!」
っと気合いを入れた
柔剣道場の扉が開いた。
胴着を着た雅はいつもとは違うオーラを纏っていたのをクラスメイト他一名は感じとった
「雅ちゃん格好良い!」
「みやちゃん格好良いよ!」
美姫他クラスメイトは次々と言葉を発していった。
「本当に黒…」
「よし!やるか」
「…………はぃ」
めんどいなぁ〜試合じゃないし負けてもいっか
雅がそんな事思っている中試合が始まった
試合中やる気の無い雅に
「もし俺が勝ったらウチに来てもらうから♪」
と言った瞬間雅に力が入り雅は日向から一本取った…
「絶対入んないから!!」
そう言い残しクラスメイトの居る方に歩いて行った
「雅!お疲れ」
「みやちゃんお疲れ様!!格好良かったよ」
「ありがとう。美姫ちゃん」
そう言いながら美姫に抱きついた。
「あーやっぱ美姫ちゃんは癒されるー」
「私を無視かよ!雅!」
「うん。だって寧々―」「諦めねぇー!!」
不意討ちを狙って後ろから日向が攻撃をしてきた…
「諦めてください!!………あっ!」
雅の他で鍛えた蹴りは運悪く脇腹に思いっきり入ったのであった
「ぐふっ!!!!!!!」
日向は脇腹を押さえて横たわった
「…………やっちゃった」
雅は横たわっている日向に近寄った…
「えっとー……だい―」「絶対諦めん!!」
そう叫んで日向は立ち上がろうとした所を雅の踵が降りてきた
【踵落とし】
「………………」
少しでも心配したあたしがバカだった…
「……………。先生ぇー速く授業始めましょうよ!」
「あ、あぁー………よし!授業始めるぞ!!……って言っても教えるのは日向先生だけど…」
伸びている日向を指差して言った…
「………先生まずは柔道着の着方とかから言ったら良いんじゃないですか?」
「あぁーそーだな…じゃー…」
そうして残り30分間伸びている日向を置いて授業が始まった…
「姿勢!礼!」
と言う級長の声が響き渡り体育の授業が終った…