03
少しの沈黙が続き先に口を開いたのは
「鬼塚。日向先生を知ってんのか?」
「………いいえ」
本当は知ってるけど…あーあ、最悪。前回の柔道の大会の時いや結構前からか…そん時勧誘?入門?しろとか言ってきてたし…
「は?知ってるだろ」
「チッ……お久し振りです。日向先生」
「舌打ちすんな…まぁ。で?気持ちは変わった?」
「いえ。全く」
「残念。今でもまだ遅くないぞ!」
まじ死ね。てか、無視だ!!
「えーと、日向先生鬼塚とはどーゆー関係で?」
「え?だってアイツ有段者だろ。だから柔道の大会で何度か」
日向の言葉に2人以外の人の声が柔剣道場に響き渡る
「「「「「えー!!!!」」」」「まじ!?」………
全く言うつもり無かったのに…はぁてかあっちの道場とか行く気全然無いし!ただでさえ―
「雅ちゃんと先生の試合見てみたい!」
「え?」
突然クラスの女子が言い放った
「いいじゃん!それぇ」「見たぁい」
と次々と沸き上がる喚声
「おーそれいいな!日向先生と鬼塚はどうだ?」
先生までこの話にのってきたのであった
「俺は良いけど?お前は?」
「……………」
重量級が違うんだけど…
「みやちゃん…」
隣に居る雅を心配している友達の吉野美姫
「雅やったら?」
笑うのを我慢しながら言っていた寧々を睨んだ
「………はぁー分かりました…あ、先生。」
「何だ?鬼塚」
「柔道着教室に取りに行って良いですか?」
自分のじゃないと気合い入んないし…
「あぁーいいぞ。行ってこい」
「はーい」
雅は教室に多少急いで取りに行った…
柔道あまり詳しくないので、いろいろ間違えてたらすみません!
指摘してくださると助かります!
柔道他勉強しなきゃ…