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【ネタバレあり】ロボ設定

蒸機鎧スチームアーマー

アカシャ式蒸気機関により作られた人型ロボット、6mぐらいの大きさを持ち、低コストで生産できる人工筋肉により駆動。

その大きさ故に多種多様な重火器を使用できる。

古代文明のものを発掘し修復した真作鎧オリジナル・アーマーとそれらの技術を用いて作ったコピーの贋作鎧フェイク・アーマーに分かれている。


蒸機鎧の重量・馬力・速度:

※めっちゃ適当な脳内理論です。

通常は大体M1エイブラムスの2倍の110tぐらい。

ピースメーカーが1回の跳躍で10mまで飛べる。

人間の走ったときの時速は約16km、ジャンプ力は0.5mだから。

その20倍とすればピースメーカーの理論上最大走行時速は320km。

これは秒速約89mであり、馬力換算した場合の計算式は110000÷75×89=130533

つまりピースメーカーの馬力は13万533馬力。

そしてその3倍の跳躍能力を持つキャリバーの馬力は単純計算で40万馬力である。

ついでに言えば理論上は走るだけで亜音速の機動が可能だったりする。


蒸機鎧の操縦・運用法:

上記の通りものすごい馬力を持つ蒸機鎧だが、ぶっちゃけフットペダルとグラブスティックによる操作法は割と難しい。

マン・マシーン・スレイヴ方式に近いが独自の癖があり、贋作鎧の場合パイロットの動きから機体の動きに多少のラグが生じる場合がある。

そのため通常の運用では飛空艇に載せて砲台代わりにしたり、戦車や自走砲のように運用するのが典型的である。

この世界では産業革命の影響で大量の贋作鎧が製造可能な為、戦車技術は作る必要が薄いため衰退してる。

わざわざ無限軌道で動き2~3人の乗員が必要な兵器を作るだけの状況にはなっていないのだ、残念。

だが本来蒸機鎧はその名の通り人間に対する鎧のようなものであり、キャロルや一部のエース、

またジパング製の機体のように人間の肉体の延長線上として使うのが古代文明の使い方とも言われている。


ジパング製蒸機鎧の運用法:

戦車的な西洋製と違い、航空機的な運用を行える。

だが西洋製に比べ機体は軽く、また機動力が高いように見えるのは背部のスラスターのみ解析したMAOSで触れずとも使い手の意思で自在に制御可能となっているからである。

そのため現状東洋甲冑のような形状をしているのはあくまで趣味の領域でしかなく。

最終的には脚部の簡素化、或いは撤廃がされる可能性が高いと言える。

行きつく先は多分アインハンダーの自機みたいな代物。



超過耐合金:

ちょうかたいごうきんと読む。

蒸機鎧の装甲である特殊合金であり、古代文明が保持していたとされる冶金技術に対する伝承から作られている。

短分子装甲が対消滅兵器により簡単に無力化されることから、対消滅を引き起こしづらい特殊な構造となっている。

だが反面、強度は現実の120mm砲から放たれたAPFSDS弾の直撃を厚さ10mmあれば防げる程度でしかなく、超高速で打ち出す蒸機鎧の兵器相手では多少力不足を感じる。

熱に強いが古代文明の視点では衝撃には比較的弱い合金である。


蒸機鎧の武器の有効射程:

60mm砲で3km、120mm砲で4kmと短い、最大射程としてはその倍はあり、初速は下手なレールガン並みだが短いのにはは理由がある。

超音速で打ち出しても、一定の距離に達すると砲弾が負担に耐えられずに崩壊して拡散してしまうからである。

砲弾にもアカシャ粒子を利用した強度強化コーティングがされているが、それでも長距離砲撃をしようものなら弾頭が耐えられない。

また、長距離砲撃を行おうとすると観測装置がない上に、飛空艇で放つ場合反動に耐えられず自壊するためである。

砲弾の性質からして弾体が自壊するまで直線に飛び続けるため、曲射での砲撃という概念は非常に薄い。

その背景としては榴弾を使う技術が先史技術にもなく、先史技術の武装はエフェクトを用いて金属柱を撃ち出す加速砲がメインであったことがある。

しかし現在は先史技術程の出力を持つ動力機関を作れる技術は存在せず、敵の蒸機鎧を破壊する為に先史技術の遺跡から発掘した歩兵用火薬兵器の技術から解析したものを蒸機鎧用の弾丸に利用し、弾体の加速に利用する事で粒子使用量を節約しようとしたことから、火薬技術の発展に併せ今後曲射砲が発達する可能性も高い。



アカシャ粒子について:

所謂宇宙エネルギーのこと。コードと呼ばれる回路図とそれを起動する音声や信号によって様々な波動定数の改変による事象変化を引き起こし、その現象を「アカシャ・エフェクト」省略してエフェクトと呼称する。

所謂「魔法」と言うものに非常に似ており、劇的に状況を変える事象を起こすのなら大量の粒子を使う。

蒸機鎧の動力は蒸気機関からこのエネルギーを精製し、パンチカードやMAOSと呼ばれる制御板に刻まれた回路図を作動させる事により稼働している。

古代文明はその力で神々のような力を得ていた筈だが、現在はどのようになっているのかは不明である。


MAOSについて:

金属板のような形をしたの新作鎧に主に用いられる制御板であるが、その実態は様々なコードを統合したオペレーティングシステムである。

わかりやすく喩えるなら火を出す、筋力を強める、目をよくするなどのコードをアプリケーションとし、それらを纏めるOSがMAOSである。

MAOSもまたアカシャ粒子で動くエフェクトであり、蒸機鎧に搭載され起動時に発動し、そして機体の制御用のエフェクトを発動させる。

通常の真作鎧の場合パイロットのG軽減や出力制御、人工筋肉の電気効率の管理、各種GUIの表示をMAOSが行い、所謂魔法めいた強力なエフェクト……魔道力、或いはユニーク・エフェクトと称されるもののコードも大量に保有する場合もある。

基本的には現在贋作鎧に使用されてる制御用のパンチカードもMAOSの一種であり、MAOSを解析し蒸機鎧を動かすための最低限の機能を複製したものである。

無頼機構、Collector等様々なタイプが存在し、以下はそれらの簡単な紹介である。


Collector:

拡張性に優れた基本的なMAOS。パイロットの意識を読み取り機体にフィードバックする能力を持つ。

ユニーク・エフェクトが存在しないものが多いが、MAOS制御に長けた人間ならエフェクトの追加が可能な拡張性を持つ。

このMAOSが起動すると視界内にGUIを表示し、各種情報をグラフィカルに表示させる。

西欧各国で使われるパンチカードはこのMAOSのコードを基に再現している。


LastMagic:

旧式のMAOS。意識⇒機体フィードバック機能はないが豊富かつ多芸なユニーク・エフェクトを保有する機体が多い。

搭載機はコックピットに複数のタッチパネルがありそれでエフェクトの制御を行えるのが特徴。


無頼機構:

非常にピーキーなMAOSであり、パイロットの意識を戦闘時のみ蒸機鎧にぶち込む事が特徴的。

Collectorと類似の部分が多いが、このMAOSは「自我」のようなものがあり、使用者に対し自らの意思で各種状況を読み取ったオペレートを行う。

そのため柔軟性においては機体制御しかできないCollectorに比べると非常に高い。



蒸機鎧一覧:


ゴールド・オブ・コレクター:

古代遺跡から出土され南軍の技術を結集し復元した真作鎧、アレンの愛機。

南軍のありとあらゆる技術が詰められており、30分間の間だが蒸気ロケット推進による空中飛行を可能とする。

また運動性や装甲も既存の蒸機鎧を凌駕しており、北軍の基地3つがこの機体1機により撃破されている。

アレンの趣味で黄金色に染められており、見た人間はその派手な外見を嘲笑い殺されるか、それとも搭乗者が誰か解り逃げ出すかの二通りである。

また胴体部分、稼働時間を大幅に縮めるが「光の矢」をその胸部から放てる。

光の矢の威力は現代では破格であり、直撃した場合都市ひとつが崩壊する。

だがそれですら本機の完全なスペックでなく、本来なら「永く燃える死の石」を動力にし、初めて真の実力が発揮されると言う。

─搭載されたMAOSのシステム起動文書─

MAOS Collector ver9.36起動

機体解析中

蒸気アカシャ変換装置……問題なし

アキシオン核融合炉……損傷により使用不能

動力炉投下燃料……永燃石

RS用エフェクトの発動……不可能

各部総合稼働率……2%

腕部脚部の修復に使われたパーツが杜撰です。直ちにドヴェルグ社の作ったフレームに交換してください。

またアカシャ核融合炉が破損しています、早期の修復をお願いします。

それでは起動します。




ジャンゴ・オブ・キャリバー50:

ジョージの手により造られた大型蒸機鎧であり、米軍の最新鋭機。

出っ張った肩、肘のニースパイク、王冠を載せた鉄仮面のような頭部、巨大な外見と相まって非常に半端ない威圧感を誇る。

重装甲であるが出力もそれに見合った位にあり、神経接続による操作により通常の蒸機鎧を凌駕する運動性能を誇り。

蒸気圧力で膝にある杭を高速射出するスチームパイルや、腕に搭載してる射出後、振り回し遠心力により敵を両断するワイヤーダガー等、隠し武器には事欠かさない。

また背部の棺桶のようなウェポンラックに搭載された120mm機関砲の威力はこの時代では圧倒的であり、

不安材料は120mm機関砲の弾薬の調達問題と、搭乗者であるキャロルが戦闘に関しては素人であることぐらいである。

贋作鎧であるが、性能に関しては真作鎧に匹敵する。

そのためアメリカ政府は100年の間マイナーチェンジを繰り返しながら、本機を使い続けた。

マッドナー博士が製作したとされているが、そのあまりにも時代を繰り上げたかのようなスペックあkら南北戦争中期に北部に落下した隕石に積まれていた設計図から作り上げた代物等と言う噂も流れている。

名前の由来はM2ブローニングの相性であるキャリバー50からと、続・荒野の用心棒の原題であるジャンゴから。

棺桶に仕込んだ機関銃のギミックもまた続・荒野の用心棒が元ネタだったりする。

デザインイメージはブレイクブレイドのヒュケリオン+マジンガーZ

キャリバーは現実なら100年程度後の世代の機体であるため、狂ったスペックを持つ。



ウェスト・オブ・ピースメーカー:

南北戦争にて主に北軍で使われた汎用タイプのスチームアーマー。

量産性が高くまた全体的なバランスが優れた事から北部勢力にて戦争中期から使われた。

この機体もキャリバー同様噂が多く、中期に発生した隕石事件の後にロールアウトされたことから隕石の中にあった技術を解析しフィードバックしたものではと噂されている。


レミントン・オブ・イエローボーイ:

ピースメーカーの姉妹機、120mm砲の砲身を長くし、安定性と射程を増加した120mm狙撃砲を装備する。

機体的にも重装甲であるが120mm砲の一撃で消し飛ぶ程という中途半端さであり、火力も120mm砲であるため、ピースメーカー程量産されなかった。

だがそれでも大量に生産されており、南北戦争を代表する機体のひとつである。


M1894:イエローボーイをベースに改良を重ねた機体。

重装甲化により120mm砲に対しても数発耐えられ、戦艦の主砲なみの大きさの240mm砲の火力は飛空艇すら一撃で叩き落とす。

またジパング製機体を解析した技術により飛行可能であり、キャリバーやガバメントと供に次期主力のトライアルにかけられた。

だが空中を飛べば240mm砲は一発撃つごとに装填が必要な上反動が大きすぎて撃てず、重装甲化により飛行中ですら機動性はピースメーカー以下。

またコスト対効果もあり、240mm砲はぶっちゃけキャリバーでも使おうと思えば使えた為、採用は見送られた悲劇の機体。

海軍は数機作った試作機をテッカン島奪還作戦に投入。

うち1機が鹵獲され、数機の飛空艇を撃墜するもキャリバーとの勝負により返り討ちにされた。

240mm砲の火力は直撃すればキャリバーですら一撃で破壊できる為、もしパイロットが優秀だったのなら結果は別だったのかもしれない。

名前の由来はウィンチェスターライフルの後継であるM1894そのまんまである。



カウボーイ・オブ・バントライン:

量産機であるウェスト・オブ・ピースメイカーの改造機、ワイアット・アープの愛機。

狙撃に適したパーツを使われており、120mm狙撃砲を装備している。

作中では彼の娘であるリチェットが駆る事となっている。

名前の由来は実際にワイアット・アープが使ったと言われているピースメーカーの改造品バントライン・スペシャルから。


パトリオット・オブ・ガバメント:

北軍の次期量産型蒸機鎧、ウェスト・オブ・ピースメーカーより出力自体は落ちるものの構造の大規模な見直しによりパワーや稼働時間は向上している。

生産性が高くまだ最大連続稼働時間は既存の蒸機鎧の中でもトップクラスの48時間と長期間の作戦行動が可能。

生産性も高く、キャリバーとのローハイミックスを考えられている事が伺える。

名前の由来はガバメントから。



新刀ノ大阪:

現在のジパング政府の標準的な蒸機鎧。

ジパングでは贋作鎧技術が先進国化しており、工房が軍事企業と化して一種のブランドとなっている。

本機は真改工房が主導で行った統合整備計画によって出来上がった機体であり、古い贋作鎧等を改造してこの機体へと改修している場合も多い。

ウェスト・オブ・ピースメーカーを凌駕した機動性能を誇り、空戦能力すら保有する。

欧米諸国はこの機体に非常に苦しめられており、彼らにとっては悪夢そのものである。

機動性が高いものの、空中戦闘においては40mm機関砲が搭載火器の限界である。

そのため遠距離戦ではウェスト・オブ・ピースメイカーの背面装甲すら破壊不可能と言う欠点がある。

名前の由来は新刀大阪から。新刀は基本的に太刀等に比べると柔く脆い為、残念ながら本作ではやられメカである。


大太刀ノ大典太:

ジパング製の名贋作と呼ばれるワンオフ機の1機のうち、天下五鎧とされる1機。

古い年代に作られた機体であり、厳密には何個かの新作鎧を1つにして作られた代物と推測される。

魔道力と呼ばれる、アカシャエフェクト発動装置を持ち、その能力は「斥力制御」

20万代の馬力の機体なら抵抗もできず容易に吹き飛ばされるが、その力に対し踏ん張れるだけの馬力を持つ相手となれば話は別となり、弱点である魔道力発動中の出力低下を露呈する事となる。

最高馬力は43馬力、キャリバーに匹敵し、空戦能力を持つ。

名前の由来は天下五剣のひとつ、大典太から。


紅刃ノ孫六:

ジパング製の名贋作と呼ばれるワンオフ機の1機。

キャリバーに匹敵する37万馬力を持ち、贋作鎧であるが真作鎧のパーツを大量に使用している。

かつてのジパング戦国時代の大名である武田真玄が登場。大典太と違い実用性を重視した調整をされており、飛行中でも120mm砲を放ち衝撃で機体が揺れることはない。

両腰部のスカートに隠し腕を内蔵しており、腕の拳部につけられた刃による攻撃が可能。

またリーチも非常に長く、およそ40m程の長さを持つ。

また魔道力として「量子観測」の能力を持つ。

この能力は通常であれば周囲の存在のありとあらゆる情報を集積し、能力側で自己判断を行いパイロットに対し有益な情報のみを伝えることが可能である。

その為一見人の心を読んだようにも見え、一見未来を見透かしたようにも見える力である。

名前の由来は孫六から。

今更ながらロボ設定、元ネタはガンドライバーとか聖刻とか村正とかゼノギアスとか色々ごっちゃだったり。

TRPGなら天羅WARって作品っぽいのかな?

一応何枚か設定画は書いてるから、後日追加予定です。

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