第十八話 【曲+歌詞】歌の力
あの日以来、独房では、看守が去ったあと、いつしか歌声が響くようになった。
メアリーたちは讃美歌を。
姫たちは、見よう見まねで、自らの気持ちを歌詞にのせて歌う。
クレア姫が初めに歌うのは、今はなき母、ビアンカ女王に思いを馳せた曲。
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「月明かりの追憶」
https://suno.com/s/n9Y46Y1tYNIlEIjm
あなたは太陽だった
すべてのたみとわたしをてらす
美しいブロンドの髪
いま月あかりにてらされかがやく
美しい同じ髪の色
それは窓辺にたたずむ母の面影
心つよくたもつ
あなたが守ってくれるから
母として女王として
すべてかんぺきだった
窓辺にすわりあなたを思う
うめられないらうまらない
その思いそれでも…
心つよくたもつ
あなたが守ってくれるから
心つよくたもつ
あなたが守ってくれるから
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そして、セリーナ姫は、姉との絆を歌に込める。
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「絆がすべて」
https://suno.com/s/kj6vzxJyEFN8Ooin
毎日かがやいていた
あこがれのプリンセス
みなに愛されるお姉様
すべてが満たされる夢の国
ある日それは夢に消える
混乱のうち城は燃える
姉と手をとり合い走る
にげるにげるにげるにげる
すべてうばわれる
でもきずなはうばえない
それは心を支えていく
故郷をうばわれた
囚われの王族
くつじょくの日すごす
救いのない日々
姿は見えないけれど
姉の息づかいを感じる
大丈夫だよね
いっしょにのりこえる
すべてうばわれる
でもきずなはうばえない
それは心を支えていく
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最後の歌は、クレア姫と、彼女を支える従者たちの讃美歌。
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「自由導く神様」
https://suno.com/s/UdY8uI7SjLmenN2q
暗い地下の部屋
かすかに聞こえる鐘の音
時を刻む鐘
耐え忍ぶ日々
闇の地下の部屋
かすかに感じる希望も失せ
壁に刻む印
そうこれは試練
心折れそうな時
神様に祈りを捧げる
神様はそこにいるのかな
闇の向こうにいてほしいな
そして私をみちびいて
自由を与えてくれるのかな
心折れそうな時
神様に祈りを捧げる
心折れそうな時
神様に祈りを捧げる
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クレア姫たちの心を支えた歌、リンクURLから聴くことができます。正直いいますと、この曲を聴いてもらうためにこの物語を書いてるんです！
……っていう程のお気に入りです。
是非とも、ご一聴くださいませ。
プレイリストはこちら
https://suno.com/playlist/a038c7b6-8ee3-4845-8ffd-963b532df94d
①絶望プリンセス
②月明かりの追憶
③絆がすべて
④自由導く神様
作詞:さくらまりお
作曲:suno(AI)
