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憂鬱な天国 Ⅰ 幽霊  作者: 倉木英知
蠱毒 朽ちた虫籠
93/106

個として毒と成る②


 人間を標本にしようと考え初めた。だが…。其れは現実的では無い。保管場所等も必要となるし、維持する為の資産も無い。


 私は中途半端な人間だ。生涯愛そうと誓った相手にでさえ、中途半端だったからだ。そんな半人前の私なのだから…。人間に罰を与える事でさえ中途半端でも構わないかと思った。


 そんな時、私の頭の中に浮かんだのは…。思春期に私を虜にした【昆虫採集セット】だった。注射器、ピンセット、虫眼鏡。そして、ボトルに入っている薬品が2つ。


 赤い液体は殺虫剤。

 青い液体は防腐剤。


 この2つの液体は着色料が違うだけ…。何方どちらも3%の【メタノール】を含んだだけの水である。中途半端な私には丁度良かったのであろう。


 私は私の造った【スクブ】を改良した薬品を薄めて使う事にした。理性を無くし本性を暴走させる事に特化した赤い液体の薬品【イデア】。実際の効果時間は2時間…。


 治験時に想定していなかった奇跡が起こった。【スクブ】使用時の副作用を打ち消す薬品【ラティオー】を【イデア】を投与した後に投与すると…。理性を持った儘、本性を暴走させる事に成功したのである。しかも驚く事に薬品の効果は消える事も無いらしい。


 その薬品は【℃Яё△†θЯ】のトップ、神々しい存在の女性に認められたのである。


 ソレから私は…。

 この神々しい存在の女性を…。

 【私の神】として崇める事にしたのだ。  

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