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憂鬱な天国 Ⅰ 幽霊  作者: 倉木英知
蠱毒 朽ちた虫籠
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個として毒と成る①


 虫籠に様々な生物を詰めた。その様子をしばらく眺めていると、私は飽きてしまい放置した。何れ程の時間が経過したのかは解らない。忘れた頃に観に行って虫籠の虫が全滅していたのを知った。


 空腹に耐えかね喰らいあったモノ。水分不足で干からびたモノ。人間以外に感情が有るのかは私には解らない…。虫籠に詰めた生物は死を悟り、絶望をしていたのであろうか?生へすがろうと、藻掻もが足掻あがき苦しんでいたのであろうか?


 きっと…。


 此の世界も虫籠なのであろう。私達は世界の中に詰められている虫螻だ。産めよ。増やせよ。と増殖を繰り返し、他の生きとし生けるモノを蹂躙するだけの虫螻だ。自然を破壊し、共存を拒む…。この地球にとって必要なモノなのだろうか?けれど…。そんな虫螻を【神】は傍観しているだけ…。


 だから私が【神】に代わり虫螻へ罰を与え、生命維持機能を停止させなければならないのだ…。だが私は、そんな虫螻の造形美にこそ惹かれているのである。



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