表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
憂鬱な天国 Ⅰ 幽霊  作者: 倉木英知
生贄 七瀬紗希 殺されず神域で飼われた物
52/106

此のアクアリウムの様な世界で…。⑤


 智絵が自殺し居なくなってから、は此方が不利になる様に【生贄様にまつわる噂】を少しずつ流布した。そうすれば…。響子の其の美しい肉体から希望を引き摺り出す事が出来る…。。絶望を感じた響子は、だけに救いを求める筈だ…。


 予想外にも【生贄様にまつわる噂】で私以外の人間が流したであろう噂もあったけれど…。


 響子を観察する日々。


 もっと希望を引き摺り出す為に1度距離を取る事にした。髪型を変え、服装を変え、喋り方を変えた。


 すると…。 

 響子は日を追う事に…。

 眼に観えて衰弱していった。


 あの綺麗に輝いていた瞳は、死んだ魚の様に虚ろな瞳へと変わっていったのである。もうそろそろかと思っていた矢先、響子の瞳に少しずつ光が戻っている事に気付いた。希望を取り戻したかに観えたのだ。


 愛を拒否された様に感じた…。

 響子の心の内に智絵がまだ…。

 きている事を知ったからだ。

 死んでも…。まだ…。

 響子を縛り付ける智絵も…。

 そんな智絵を慕う響子も…。

 許せなかった…。

 

 愛憎は表裏1体とは、この事なのだろう。愛していた余りに憎しみが膨張し、飽和していった…。


 そんな私を観透みすかしているかの様に…。スマホに着信が入る。


 「未来がえたのですが…。彼女、響子さんでしたよね?明日の夜、あの廃墟ビルの前で殺されますよ…。1つ確認しておきたいのですが…。貴女はどうしたいですか?」


 と、あの人はいた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ