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憂鬱な天国 Ⅰ 幽霊  作者: 倉木英知
生贄 七瀬紗希 殺されず神域で飼われた物
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此のアクアリウムの様な世界で…。①


 最近の人間は、何奴どいつ此奴こいつも死んだ魚みたいな眼をしている。と年老いた人々は云う。


 きっと【生きる意味】を考えずに、其の日其の日をダラダラと過ごしているからだろう。見えない未来に希望を見い出せないのか…。あるいは、それすらも考えもしないのか…。


 通学途中、日々を回遊魚みたいに回り続けている疲れた会社員を観ていると…。区役所で魚みたいに口をパクパクとしながらマニュアルを読み上げているだけの公務員を観ていると…。図書館で死んだ魚みたいな眼で生き急ぐ様に勉強をしている…そんな学生を観ていると…。【此の世界は、死んだ魚の様な虚ろな眼をした人間で溢れ返っているんだな。】と、そう思う。


 そして…。此の世界はアクアリウムみたいな様なモノなのだと気付いた。此のアクアリウムの様な世界で、人間は【観察される者】と【傍観する者】に分類される。


 それなら、私は…。

 【傍観する者】になりたいと…。

 強く願ったのだった。

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