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憂鬱な天国 Ⅰ 幽霊  作者: 倉木英知
生贄 片桐響子 供えられた後に殺された物
43/106

不条理劇 主従


 水瀬みずせ智絵ちえが、此の世を去ると、周囲の眼は私達2人に向けられた。【生贄様】に取り憑かれた人の傍にいたのだから、【生贄様】が取り憑いているに違い無いと云った感じの事を云われる様になった。虐めで人を殺しておいて、どの口がそう云うのか、私には理解出来ずにいた。それ以降、智絵の時よりは露骨では無かったけれど、虐めの矛先は私達2人に向けられる事になる。


 【生贄様】が禁止になったのにも関わらず、【生贄様に纏わる噂】だけが独り歩きし、増殖していった。そうなると奇妙なモノで、【生贄様を視た。】だの【生贄様と話した。】だのと話す人達が増えたのだった。そうだとすれば、其の人達は【生贄様】に取り憑かれたのか…。となると、どうやら其れは違うみたいで、【生贄様に選ばれた訳では無い。】とのたまう。


 莫迦げている。そんな都合の良い事があるのだろうか?視た訳でも、話した訳でも無い私達が取り憑かれていて、視た人や話した人は取り憑かれていない。どうして、そう云った事になるのだろうか…。


 だって…。いつも言ってたよね?貴女達はソウルメイトなんでしょ?と誰かに云われ、ようやく私は理解した…。確かに、そう云われれば辻褄は合うけれど…。


 でも…。

 其の考えは…。

 不条理だ…。

 

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