表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
憂鬱な天国 Ⅰ 幽霊  作者: 倉木英知
生贄 水瀬智絵 殺された後に供えられた物。
37/106


 暫くしてから、生贄様にまつわる新しい噂が広まった。


 《生贄様に取り憑かれた者は不幸となり、生贄様に取り憑かれた者の傍にいる者は生贄様の生贄となる。》


 幼馴染の2人、片桐かたぎり響子きょうこ七瀬ななせ沙希さきは…。気にしなくて良いよ。噂は噂。あんな風になったのは、偶偶たまたまだよ。と言ってくれ私を励ましてくれたのだ。


 でも…。

 偶偶・・で…。

 あんな風になるのだろうか…。

 動画に映っていた私は…。

 ケダモノ其の物であった。


 四足歩行の姿。血走ったまなこ。口からは絶えず涎を垂れ流し、奇声を上げながら暴れていたのだ…。勿論私には、其れに関する記憶は無い。覚えの無い自分が存在すると云う事が怖くなった…。


 調べてみたのだが、動画に映された私は、狐憑きつねつきの症状に近しかった。狐憑きとは、狐の霊に取り憑かれ精神の錯乱した状態なのだそうだ。では、私は狐に取り憑かれたのであろうか…。然し動画に映された私は狐の様に振る舞ってはいなかった…。と云う事は、【生贄様】と云うモノが存在し、その【生贄様】が取り憑いていた状態だったのだろうか…。


 【生贄様】とは何なのだろうか…。 調べてみても、何一つ解らなかった。生贄とは、神や霊的存在に捧げられる人間や動物。又は、その生命。魂。血液なのだと云う。


 【生贄様】は…。

 生贄として…。

 捧げられた人間の…。

 成れの果てなのだろうか…。

 其れとも…。

 生贄として…。

 捧げられた動物の…。

 成れの果てなのだろうか…。


 何方どちらにせよ。

 善くはないモノだろうけど…。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ