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憂鬱な天国 Ⅰ 幽霊  作者: 倉木英知
生贄 水瀬智絵 殺された後に供えられた物。
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降霊


 「生贄様に取り憑かれてる。」


 クラスの生徒に、そんな事を云われた。あの時の動画が拡散されたらしかった。私達・・は常に3人で遊んでいたのだから、あの時の動画を拡散したのは残りの2人の誰かとなる。でも、私達3人は幼稚園の頃からの幼馴染で、険悪では無かった。むしろ他のグループよりも、絆はあったとは思う。2人が動画を拡散するとは到底思えなかった。


 私達3人は常に同じ様な格好をしていた。同じ髪型。同じ服装。似たような喋り方。身につけるアクセサリーも、鞄に付けていたアクセサリーすらも同じだった。


 「私達、ソウルメイトだね。」


 幼馴染の1人、七瀬ななせ沙希さきは、そう言っていた。ソウルメイトとは、魂の世界や前世から深い縁で繋がっている存在。魂の使命を教示してくれる存在、あるいは、前世から深い関わりがある存在と言う事になる。


 私達は何をするのも一緒だった。同じモノを共有し、同じモノに共感する。だから、裏切る様な事はしない。


 だとしたのなら…。

 あの動画を拡散したのは…。

 誰なのだろう…。


 学園内で…。

 会う人会う人が…。

 すれ違う度…。

 指を指しながら…。

 私に言う。


 「生贄様に取り憑かれてる。」

 

 幾度も。幾度も。

 聞かされると…。


 私は…。

 取り憑かれているかも知れない…。

 そう思う様になっていった…。

 

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