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憂鬱な天国 Ⅰ 幽霊  作者: 倉木英知
生贄 水瀬智絵 殺された後に供えられた物。
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生贄様


 私の通う聖堂学園では、【生贄様】と云う降霊術が流行っている。私達・・の間で、【生贄様】が流行りだしたのは、ここ最近の事だ。どういった経緯で誰が流行らせたのか。そこの所は、よくは解らない。


 この【生贄様】と云う遊戯ゲームは降霊術と心理遊戯しんりゲームが組み合わさっている。と七瀬が言っていたと思う。感覚的にはコックリさん、エンジェル様に近いのかも知れない。


 用意するのは、不安定なテーブル。1枚のコインと1枚の白い紙。3枚のカード。そして1体の身代わり人形…。


 身代わり人形とは、元々はMAGICALマジカル POPPETポペットと呼称されているモノで、パペットの古い綴り。毛糸、布、粘土等の柔らかい素材で成型された魔術的な目的で使用される人形だ。


 対象となる人物の髪、爪、血液、精液等を内部に入れる事で対象者と人形を繋ぎ、祈りや儀式で【想い】を増幅し、対象者の肉体、精神へと影響を与える事を目的としている。


 現代的な呼称としてブードゥー人形と呼ばれる事が多々ある。ブードゥーとは、アメリカ南部、ハイチを中心に信仰されている民間信仰である。でも、人形を使用とする魔術は世界中に存在しているので、ブードゥー信仰が由来ではないとの事だ。映画やインターネットで、ブードゥー人形の呼び名が定着したと言われている。現代では、身代り人形の認識が高いらしい。


 【生贄様】は1人から3人で楽しめる遊戯ゲームだった。そんな【生贄様】を私達・・3人は幾度も楽しんで遊んでいた。


 ある日の事。【生贄様】の儀式の途中で私は意識を失い倒れた。何者かに取り憑かれたかの様に取り乱し暴れた。事実、その時撮影された動画には…。獣の様に四足歩行で叫び声を上げる私が映っていたのだった…。

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