表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

4/8

閑話 学園


「学園?」

「えぇ、聖女様もぜひ通われてはいかがでしょうか?見たところ年齢も学生のようですし同級の者と切磋琢磨をし魔力を上げていくのはこの国では損になることではありません。」


次の日、図書館の一件後に何事もなく帰ってこられた僕たちは父に呼ばれともに朝食を食べていた。

何を話すかと思ったら学園への勧誘らしい。父上は学園長でもあるし、聖女が通っている学園と言うのはさぞ喉から手が出るほど欲しい照合だろう。

気乗りはしないつつも共に学べるというのは喜ばしい。ここは父上の提案を手助けするかと僕も口を開いた。


「僕も賛成です。学びは貴方をいつか必ず助けてくれますし裏切りません。」

「通います。」


「だから…「え?」」


即答に思わず一緒の反応をしてしまった僕たちは親子なのだろう。


「そんなじっくり決めてもいいんですよ?」

「そうですよ。通わないからと言って追い出すなんて真似なんてしませんし…。」

「姫様の…住まわしてくれる国のためになるなら通いたいです。」


なんと心が清いのか。

勝手に連れてこられたのだから衣食住整えるなんて当然のことをしているのに。

それをありがたいと考え、この国の為に何かをしたいと考えてくれているのだ。


宜しくお願いすると言った父上も思わず涙目で、早速学校の手続きをと王に知らせるよう使用人に伝えた僕も涙目で…似てしまうところはやはり親子なのだろうと再認識を多くするような一日だった。


次回から学園編が始まります!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ