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詩歌集

こわれたコップ


 透明なガラスのコップがひとつ。



 欠けたコップ

 


 こわれたコップ。



 そのコップに、水をとくとく。



 水を入れると、びちゃあああ。



 コップに注いだはずの水が、テーブルにびちゃあああ。



 それはそうだ、コップは欠けてるんだもん。



 どんなに水をとくとく注いでも。



 水は、欠けてるところから零れる。



 どんなに注いでも、零れる。



 これが、100均で何となく買ったものとかだったら、



 別に買い換えたりすれば済むことだけど。



 これが、誰かのプレゼントだったり。



 誰かの形見だったり。



 替えがきかないものだったら、



 壊れてしまったらそれまでで。



 だから。



 壊れないように。



 壊さないように。



 大事にしたいね。



 私のコップを。



 君のコップを。



 心という器を。



 愛情が注げなくなったら大変だからね…




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― 新着の感想 ―
[良い点] なんか、深いですね。 ストレートに表現できる力が凄い。(いつもタクトさんを見て想う。)
[一言] 心の器は、一度壊れてしまうと どれだけ直ったように見えても 僅かなヒビから 受け止めた感情が溢れだしてしまうから 壊れないように 壊さないように したいですよね
[良い点] どんな形でも器は大切なものですからね。 欠けてしまうといくら注いでも溢れてしまいますから。 タクトさまも体調にお気をつけくださいね(*´꒳`*)
2022/11/02 07:41 退会済み
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