Chapter.5 day of the history changes
タイトル【歴史の節目】
前回の探査は異次元であることが証明されたに過ぎず、本格的な探査は二回目に託されることになった。
滑走路も満足に出来上がっていないUU本部予定地では、まともな航空機による測量することは叶わない。
冴島率いる装輪車部隊による探索が引き続き行われることに。
Soyuzによる人類二度目の西部開拓時代がまさに行われることとなったのである。
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望遠鏡などを使用しての観測では西側に山岳。
東側には平原がさらに続くことがわかっていたため、西にある山岳部では装輪車の踏破能力に難があることから現状では東側の探査が行われる。
前回の探査は例の巨大原生動物の撃墜で打ち切られる形となったため、撃墜地点先からの再開となる。
巨大飛行原生動物による脅威を完全に排除できない関係から、チェンタウロを指揮車とし、銃弾程度をはじく装甲で兵員を運ぶBTR-80。
さらに偵察用機材を搭載したストライカーRV。
より強力な脅威排除能力を関するために戦車砲に匹敵する強力な砲を搭載したAMX-10RC。
飛竜の出現を考慮して9K33を搭載する対空ミサイルを搭載した自走対空ミサイル車両をつけることとなった。
前回同様人員も限られていることが足かせとなって流用された形である。
このような部隊を再び動かすにあたり、最低限完成した拠点での給油や軽い点検を受けて装輪小隊は歩兵を一度本部基地に返した後、再び朝を待って出発した。
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いざエンジンに火を灯して出発したのはいいのだが、地球とはまるで違う異様な緑が広がる草原は車長たちにとって緊張の糸をいたずらに張らせていた。
ストライカーが地上に、ミサイル車両のレーダーが空中の敵を捕らえるために電子と光学の目を常に光らせて走っていた。
装輪が草を踏みつけ、エンジンが唸りながら真っ白な煙をまき散らす。
辺りは一面広がる緑の世界であり文明の痕跡すら見つからないまま探査は続いていた。
建設中の拠点には初日からの調査からビーコンが持ち込まれており、迷うことはないが成果がないまま帰るわけには行かないだろう。
兵員は時がたつにつれ、不安を募らせていく。
外がどうなっているのか知りうるのは装甲車の操縦種と車長、それと砲手ほどのものであり積載された完全武装が施された兵員は戦車と比べると、華奢な装甲と時たま見える奇妙な緑くらいか。
装輪車が生み出す特有の激しい揺れと、トヨタ車ではありえないようなエンジンの騒音だけが車内に響いていた。
「クソ、俺たちゃなんでこんなのに乗らされてんだ」
路面電車の狭苦しい席をさらに分割したような座席のBTRに詰め込まれた兵士がそうつぶやく。
いくら兵員を押し込めるとはいえ、ライフルに防弾ジャケットを着こんだ屈強な兵士が何人も半ば圧縮されるように座っており、苦痛極まりない。
それにエンジンのひどい騒音が入ってくるのであれば鬱憤は募るばかり。
「知るもんかよ。俺たちゃやることやっときゃいいんだ。仕事がないくらいが給料も出ていいってもんよ」
ヤジめいたつぶやきに反応したのか、別の兵士も誰かに言うようにつぶやいた。
「大体ロシアのアカ野郎が作るヤツはたいがい狭くてすぐ死ぬようにできてやがる。みんなクソッタレだ。こいつも、このゲロ緑も」
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緊張がピアノ線のように張り詰めた小隊は移動を続けていた。
機関砲や巨大な主砲は正面に向けられ、冴島の指示で即座に戦闘態勢に入れるようになっている。
それが余計に神経を逆立たせ、車内は不穏な空気が漂う。
ある兵士は悪態を漏らし、またある兵士は貧乏ゆすりがかれこれ2時間続いている有様だ。
ボリス中尉の率いるミサイル車に搭載されたレーダーもしばらく沙汰がない。
光学的に見張るストライカーも同じで、時たま見えるのは何やら飛んでいる小鳥か、のんびりと色濃い草を食べる鹿に似た草食動物くらいでもある。
そして装甲車にぎゅうぎゅう詰めにされた兵員は展開するのを待つばかり。
走り出して日が頂点から傾き始めた頃合いだった。
「おいもう14時だぞ。一体何時間走り続けてるんだ」
一人の兵士があきれながらそう言った。
すでに狭い装甲のゆりかごに揺られて8時間は立とうとしている。
寝るに寝られず、拷問という文字がまさに当てはまるだろうか。
刑務所のほうが幾ばくか良心的なこの空間では誰もがそう思っていた。
要になる兵士が肝心な時に動かないのでは話にならない、そう判断したコノヴァレンコ少尉は無線を取り
【SLAVA-VICTORよりLONG PAT 周囲の警戒を行いたい】
【LONGPAT了解。小隊停止】
そう指示を仰ぐと、隊は一旦停止。
BTRの砲塔の後ろにあるハッチを開ける、兵士がぞろぞろと高い車高をものともせず飛び降りてきた。
「ディープブルーだ!」
この狂気にさいなまれたのか、兵員は一目も忘れてクモの子を散らすように地面に降り立っていく。
そうして狭苦しい棺桶から出た多くの兵士がストレッチを少しばかり行うと、周辺の警邏にあたるべく散開していった。
人の目では到底カバーできない距離をストライカーの偵察機材で見張り、それの死角を他の車両がカバーしあっていた。
兵員の持つライフルがガチャガチャと音を立てながら、周囲を巡回している。
「人の気配がしねぇな」
AMXの周りを巡回する兵士がそうつぶやいた。
道らしい道も満足に見えないこの中で誰が歩こうというのだ。
あたりの強い横風がその意見に同調するようにして吹き付けている。
凝り固まった体をほぐしながらBTRの兵員たちは時折見つからぬよう踊りながら得体の知れない脅威を見つけるべくライフルのスリングを肩にかけて巡邏を続けている。
緊迫するその状況下でいち早く反応を返したのはストライカーだった。
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このアイオテの草原にまで来ることができたのは奇跡といって良いだろう。
馬車の御者はそう思いをはせながら背後を時たま確認していた。
貨物用の馬車と偽りながら軍の検問を潜り抜けるのは肝が冷える。
何度か陸軍が追ってくるのではないか、そう思うことがあったのだが、この濃緑の草原にはその陰は見えそうもない。
神に祈りながら、ふと帝都の書物庫にあったオンヘトゥ教の聖書のことを思い出した。
【更、国災いが起し時、神の模造なる団結者来たりて、災を打ち滅ぼしたり。】
この一節である。
今馬車に乗せている皇女殿下はこの言葉を信じ、アイオテ平原にまで足を運んでいるのだ。
皇帝が不在の合間に国を軍に乗っ取られた挙句、軍は王族を根絶やしにすべく国領を探し回っている。
もし連れ戻されれば双方処刑は免れない。
私が殺されるのは勝手だが、死する時にまで皇女が自由になれないとあらば、あまりに酷である。そう思った私は馬車を走らせ続けていた。
アイオテの平原はほとんどが草原ばかり、こんなところに希望はない。そう思っていた矢先である。
酸に似た匂いと魔獣の唸りとも似つかない恐ろしい唸りが聞こえ始めた。思わず馬車を止めようと手綱を引こうとしたときである。
「エイジ。あの唸りのもとに行きなさい。ヘトゥの教えを信じぬというのですか。神に委ねましょう」
馬車の中から皇女の声が私に向けられる。
得体の知れないものはどんな形にせよ恐ろしい。しかし馬が逃げようとも殿下を
「わかりました、皇女の命とあらば」
エイジは馬を奮い立たせ、魔獣の巣窟へと馬車を進めた。
蹄鉄が地面を蹴り上げ速度を上げていくたびに酸のような匂いだけではなく、唸りも大きくなっていく。
自分の知りうる何とも一致しないその音が近づいていった。
いつ死ぬかわからないのは検問を通り抜ける時も同じ、瞳をがっちりと据え、奥歯を噛みしめながらその先へと向かう。
そこに現れたのは魔獣でも、動物でもない、緑色の巨大な猪めいた物体がたたずんでいたのである。まるで悪魔かなにかと見まがう存在が。
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警邏という名の休息は続いていた。路線バスが極上に思えるほどの過酷な環境で8時間近く揺られていれば兵員だけではなく操縦手や車長も疲弊を隠せない。
そんな中ストライカーの偵察傭員がLRAS3のレンズを覗き続けていた。
休憩を取ろうにも代わりがいなければ自分がやるしかない。何が起こるかわからない戦地に片足を突っ込んだUUでは当たり前のことだ。
しかしあまりにつかれていた兵士は休憩から戻ると、少しばかり目を休めて再び覗き込んだ。
眼孔の奥がたるんだような感覚を振り切りながら周囲を見回した
「まだまだ休んだ方がいいって体が言ってやがるなぁ」
馬車がこちらに向かってきている。それも素朴な西部劇で見るような飾らないものだ。
荒野の用心棒の見すぎだろうか、と疑って兵士は一度目を離すと目を擦って再びレンズを覗き込んだ。しかし結果は変わるどころかにじり寄るかのように迫ってきている。
「ちょ、ちょっとベイルート少尉。こっちに西部劇かどこかにいそうな馬車が来ています。」
慌ててベイルート少尉に叫ぶようにして伝えたが、少尉は小馬鹿にしたように
こういいのけた。
「休憩を伸ばした方がいいなハンス、それか酒が抜けきって…なんて言ってられねぇな。
一応お前が飲んだくれじゃない証拠として俺にも見せろ。敵なら機関砲やらミサイルをありったけぶち込めばいい」
一息つくと偵察兵員と入れ替わるように光学機器のゴーグルに目を押し当てた。
そこには茶色の馬に引かれた馬車がこちらに向かっていた。ハンスは決して二日酔いでも何でもないのである。そのことを一目で確認すると無線機を手に取り
【FORRUNNERからLONGPAT、非武装と思われる馬車が接近中。方位3-0-0。警戒態勢を維持しますか】
【こちらLONGPAT。接近車両了解、方位3-0-0に指向、万一の際は発砲を許可する。】
無線を受け取った少佐は鋭くそう答えると、車外スピーカーに切り替え
【LONGPATより各員、FORRUNNERが馬車を補足した。方位3-0-0。警戒態勢。】
鶴の一声が響くと、銃砲が一斉に馬車へ向けられた。
【射撃待て。射撃待て。】
馬車から爆弾や銃器の一つも向けらないことを察知した冴島はスピーカーで一括すると、一斉に向けられた銃火砲は地面を差した。
龍を容易く八つ裂きにすることができる歪なほど華奢な砲はそれでもなお日差しに照らされて黒々と光っていた。
すると馬車は速度を落とし、木の車輪をガタゴトと揺らしながらオリーブドラブの猪めいたBTRと肩を並べるようにして止まった。
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私はこの猪のような馬なし馬車の目の前に私の車を乗り付けた。
無数の銃士がこちらを一斉に狙ってきたときは死を覚悟したが、周りにいるヒトガタは黒い不可思議な胸当てをつけた人間だとわかると私は一息をつく。
私の目に映るのは見たこともない奇怪な人間の集まり、いかなる書物にも載っていないその存在に依然として恐怖を隠せずにいた。
馬車から飛び降りると、私は指で円を作ってガラスのような魔甲反射魔法の手鏡をつくると、黒づくめの山賊に背を見せないように後ずさりしながら殿下のいる荷台へと向かう。
するとその様子が珍しいのかどよめいていたが、そんなことを気にせずに布張りの貨車に乗り付けた。
中は完全に貨物だと見せかけるため、多くの木箱と少しばかりの樽が詰め込まれ、布の色を受けて辺りはベージュの光が差し込んでいる。
「殿下、連中のところに出ました。妙なものを持っていますが攻撃してくる様子はありません。帝国軍ではないと私は思います。いかがなさいますか」
私はこの貨物に向かって語り掛ける。すると奥の方にある樽にひょっこり足が生えたと思うと、その問いに返してきた。
「エイジ、貴方には感謝しきれぬ思いです。無茶を言い、申し訳ない。ここからは私の務めです。貴公は下がりなさい。」
スリットの入れられた樽を脱ぎ捨てると、そこにはハンター帽を深くかぶった殿下が私の前に現れた。髪をカミソリで切り落としていたにも関わらず、帽子からは金錦の髪が漏れ出ていた。
「しかし。殿下の身に危険があった際には———」
「私とてその程度が計算できないとお思いですか。いざというときは貴公から授かったダールシアがあります。貴公は私が公に出る時と同じようにすれば良い。」
私が杞憂をかけようとした瞬間、殿下は背筋を剣のように鋭く伸ばし、がっちりと固定された砲台のような眼差しをしながらそう返した。そのお姿はまさに軍師のように思えた。
「ここからは私の務めといったはず。貴公は後に続きなさい。」
兵を率いるように、殿下は私に言った。
馬車を使途していた人間が荷台で何かをしていたのか、一幕置いた頃合いに誰かを連れてきた。
兵員は誰しもが顔を合わせ、目の前で起きた不可思議なことは何かどうか話し合い始めた。草原の中でどよめきが生まれるのと同時に少佐はスピーカーから
「私語を慎め」
とエンジンのような低い声で言うと、辺りは鏡の水面の如く静間に帰した。緊迫した状況はなおも続くが、それを構いなしにつむじ風が吹きすさぶ。
その合間を縫うようにして二人の人間が目の前に現れた。女性と、その後ろに付く馬車使いの男。その二人は一人の兵士に近寄ると、こう話しかけた。
「私は、偉大なるファルケンシュタイン帝国皇帝の血を引く皇女ソフィア・ワーレンサットである。其方らの名を名乗れ。」
町娘のような様相からは想像もできないような女帝めいた声で名乗った。
兵士は目をぱちくりとしながら自分の頬に平手打ちをした。その後、疑り深い目で皇女を見て
「マジクソだな。あー…ああ、うん。わかった。悪いが名刺は持ち合わせちゃいないがSoyuzの者だ。あのアカ野郎の言葉で団結とかなんとか。俺はウィルソン——」
黒の胸当てと奇怪な銃のようなものを持つ兵士は驚きながら名を名乗った。
「団結する、者?」
皇女は鋭い目つきをしながら食ってかかる。かの教えに書かれていた団結者の一人なのだという。
この世の何とも結びつかない鎧と武器を持っているとなると、ますます神からの助け船にしか見えなかった。
「こんなクソみたいなことあんのかよ。冗談だろ、言葉通じるぜ。ちょーっとこっちの方の厄介な王様を呼んでくる。ああ誰か夢だと言ってくれ…」
奇怪な兵士はぶつぶつと独り言を垂れながら、恐るべき猪めいた車が何台も止まる巣のような場所へ駆けていった。エイジは顔を引きつらせていた。
一方は異次元の人間、そして一方は神の使いと言葉が通じる。
ただそれだけのことでさえ驚きに値したのだから。
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この事例はUU初となる文明人との交流だった。
皇女と名乗る人間をただの一兵卒が相手するのは不適当であったため、装輪隊の責任者である冴島少佐がインタビューすることになった。
冴島は万が一を想定して、インタビューをストライカーで行う事に。
BTRでは攻撃を受けた時に脱出が困難であり、外で話をするには周囲のエンジン音が大きいからである。
熾烈極まる戦地へ兵員を輸送する座席を皇女とエイジにこしらえ、その向こう側に屈強な冴島が座った。
冴島はどっしりとした砲塔のような視線を送るが、彼自身も困惑を抑えられないでいる。
こめかみを一度掻くと、冴島の口がようやく開く。
「私はこの隊を指揮する冴島だ。まずはそちらの所存をお伺いしたい。」
すると皇女は一拍置いた後にこう答えた。
「繰り返すが、我は偉大なるファルケンシュタイン帝国皇帝の血を引く皇女ソフィア・ワーレンサットである。今は訳があり国中から追われる身になった。我が祖国は一種の革命を果たしたのだ。皇帝が居ぬ間に軍部が王の座を翻し、国は軍の支配するものになった」
「再革命を恐れた軍は革命の基盤となりえる王族を手配し、そして次々に処刑し始めた。意義を唱えるものは反逆者としてとらえられ、処刑台にかけられることとなった」
少佐は微動だにせずその話を聞いていた。
祖国が独裁政治をする軍事政権に転落しているということは身に応えるものがあったが、それは手慣れた情勢の一つでしかない。
なおも冴島は皇女の眼を見てさらに続ける。
「その皇帝の政治、というのは。」
悲劇的な状況を見てきたであろう皇女とその従者に向けてひどく冷めた目線を向けた。
国が軍の手に落ちた時、それは反政府集団を生み、戦乱を呼ぶことになることはごく当たり前なのだから。
辺りにひどく重たい空気が充満しはじめた、両者とも腹の探り合いをしていることを意味していた。片方は虚偽を、片方は神の使いかということを。
兵員が逃げたくなるような重苦しい空気の中、インタビューはなおも続く。
少佐は顎を親指でなぞるようにして擦り、少しばかり考えていると皇女は踏み込むように口を開いた。
「政権が軍に握られてからというもの、自由を謳いながら反乱分子を見つけるため民に民を監視させあいました。時に無実の民も処刑台に行くことになったと聞きます」
「処刑を娯楽にしながら疑うべき税を取り立て、それを基に軍人のための国を作り上げていきました。恐らく国を残らず帝国にする気なのでしょう」
少佐は目をつむった。あらゆる国を渡り歩いた彼には、断片的ながらひどく見覚えがあるような気がしてならなかった。
いかに当人にとって残虐で酷であったことだろうと、Soyuzにいる身ではどうあがこうが客観的に見てしまう。それが指揮官としての冴島だった。だからこそ彼は冷徹に切り返した。
「続けてください」
皇女は口を片手で覆い隠すと少しばかり固まった。この惨状に感情一つ動かさない。
まさに異質な存在に半分は戸惑い、そして片割れにはどうしようもない不快感が渦巻いていた。
あたりは重苦しい空気から殺伐とした場に変わっていったが、なおも冴島は口をつぐみ続けた。そんな中、再び皇女が踏み込むようにして話を切り出す。
「我が帝国の書物庫にある古文書でヘトゥの教えというものがあります。そこには”国に災いが起こりし時、神の模造なる団結者来たりて、災を打ち滅ぼしたり”とありました。
あなた方がその団結者であるならば、我が国をお救いください」
目の前の男のように劣情を出すこともなくそう言いのけた。
すると少佐は開いた手のひらを再び握りしめながらその一言に容易く答える。
「我々は神ではない。対価を受け取ってなすべきことをする集団だ。私はこの発言を依頼として受け取ろう。残念ながら私の権限では依頼に関しては手出しが出せない」
「その権限をもつ人間の所に連れてゆく。皇女殿下、繰り返すようではあるが心しなければならないことがある。我々は神ではない。神さえ拾わぬ栗を拾う。それが我々だ」
Chapter 6以降の帝国戦役編では週1投稿を目安に更新してまいります
またChapter 6の公開は4月11日(土)を予定しております
・登場兵器(Soyuz武装スタッフ装備)
M4カービン
Soyuzが基本装備にしている 5.56mm×45mm弾を使う一般的なアサルトライフル。
米軍を基本として軍、民間と様々な箇所で見かける機会が多い。30発マガジンをいくつか携行するのが基本的な装備。
カスタムパーツも多いのがポイントで、スタッフや部隊によってチューニングが異なっている。
AK102
Soyuzが基本装備にしている 5.56mm×45mm弾を使う一般的なアサルトライフル。
M4と弾の互換性を持つがマガジンは非対応。同じく30発マガジンをいくつか携行していることが多い。
M4とは操作性が大幅に異なるため、今までAKに慣れていたスタッフが装備している。
カスタムパーツは潤沢とは言えないが、銃床をコンパクトに折りたたむことが可能で車両の搭乗員などが装備しているケースもあるようだ。