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迷宮迷路
健太は、迷路を見ているうちに興奮してきた。大の迷路好きなのだ。
幼い頃から迷路好きでいつも友達も大人も健太より先にゴールした事がなかった。
「じゃあ、勝負しない?」
と、もじもじしてる知恵に健太は持ちかけた。
「勝負より、ムチで叩かれたり熱い蝋燭を垂らされたりする方がわたしは‥‥。」
「分かった!僕が勝負に負けたらしてあげよう。」
「健太様、いじめてくれるんですね!」
この女ヤバいな‥‥。
「勝負は、庭にある迷路だ!あれを最初にゴールした方の勝ちで僕が勝ったら解放してもらう。」
「分かりました。でも、わたしの方が有利ですよ。幼い頃からの遊び場だったので‥‥。」
知恵は、涼しい顔で言った。
「大丈夫、そのくらいのハンデがあった方が燃える。」
「大丈夫ですか?鼻血出てますけど‥‥。」
知恵に指摘されて健太は鼻を触ってみると血が手の甲に付いた。