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逆監禁から始まる恋  作者: ケンケン
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23/25

事故

一瞬だった‥‥。


知恵の背中を押す誰かの手があった。


トラックの、通過する音と共に何かがぶつかる音がした。


知恵は、立ち上がってその生々しい光景を見てしまった。


「いやー!」


と知恵は、叫ぶと気を失った。


目が覚めると病院のベッドの中だった。


孝が


「お目覚めですか?」


と聞いてきた。


「高城!わたしを助けてくれた人は?」


孝は、首を横に振った。


そして、遺族が一人で知恵と同じ中学三年生だと知らされた。


「謝りたい!」


と孝に懇願したが、相手側が知恵には会いたくないと言っている。


知恵は、涙を流して自分自身を強く抱きしめた。震える体を押さえては泣きじゃくる事しか出来なかった。

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