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第三十三回想
最適化が終わった。
父さんの足は完璧に治った。
神経までもが再生したのである。
僕の血のすごさ、というか吸血鬼の血液のすごさを身をもって感じている。
身をもって感じているのは父さんなんだけれど。
そしてそしてそして。
父さんにもう一つの変化が訪れた。
今、父さんは至極の喜びを得ているだろう。
もしかしたら、足が治っていることよりも喜んでいるかもしれない。
まさか、そんなことはないと思いながらも父さんなら有りうると僕も心のなかで納得していた。
父さんは禿ではなくなった。
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