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第三十回想
「お父さんの足を?」
そう呟くのは、僕の母親、血常赤流。
「吸血鬼の力は、すべてを再構築する効果があるからな。おそらく、父さんの足も完全に回復すると思うんだ」
僕は力説する。
吸血鬼の能力が役立つのなら、僕の血を差し出すことなど造作もない。
むしろ、どんだけでも持っていっていいくらいだ。
「いい? 父さん」
僕は父さんに訊いた。
父さんはニヤリと笑い、
「おう、治せるもんなら治してみやがれ」
そんな感じで軽口を叩く元気はありまくっているようだ。
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