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第二十五回想

「………………」

「………………」

「………………」

 この場にいる全員が無言だった。

 一言も話さない。

 まさに、『無』そのものだった。

「父さん」

「なんだ?」

 威圧感が出ている。

 吸血鬼を、真祖の威圧にすら耐えることができるこの僕を、ここまで恐怖で支配するなんて、さすがに実の父だな。

 そんな感じで心のなかは見当違いも甚だしい方向へと突っ走っている。

「一つ訊いていい?」

「ああ、何でも訊いていいぞ」

 そう言われると、緊張の高まり具合がヤバイのだが。

 若者言葉でヤバイのだが。

「どうしたの? その足」

読んで頂きありがとうございました。

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