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手紙
我が眷属よ。今から書いてあることは全て命令だ。逆らうことは許さない。
早急に用件を伝えよう。君に返り討ちにして欲しい奴がいる。そいつも吸血鬼だ。安心しろ。
続いて理由だが、本当は知らなくていいことなのだが、お前は俺に訊いてくるだろう。教えてやる。その吸血鬼は俺を狙っている奴でな、俺を殺す前にお前の力を取り込んでおきたいのだろう。取り込む? お前はそう訊きたいのだろう。分かっている。これは世の中に出回っていない情報だからな。吸血鬼は同じ、吸血鬼の血液を取り込むと力が増すんだよ。特に俺の直接の眷属の血液を取り込んだら、俺に近い力を得られるだろう。あいつは何人もの吸血鬼を襲っている。
さて、俺が送った拳銃には銀の弾丸が入っているはずだ。触るなよ。触るなよ。これはふりじゃないからな。まあ、お前が触っても大した重傷にはならないだろうけどな。
近日中にお前は襲われるはずだから、確実に仕留めろよ。検討を祈る。
お前の主人、真祖、ブラッド・ワンより
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