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第十ニ回想

 妹が血を吸われたいと言っている。

 急に被虐趣味に目覚めたらしい。

 吸血鬼に血を吸われても痛くはないんだがな。そこのところを説明しなければならないようだ。

 ……なんて冗談はさておくとして、もうすでにだいたいの予想はついている。考えてみればすぐにわかることだった。なんて、負け惜しみ風に、わからなかったように言ってみるものの、本当に考えればわかったことだった。

 しかし、ブラッドもさぞ驚くだろうな。

 自ら吸血鬼になりたいだなんて、そんなことは誰も思いはしないだろう。

読んで頂きありがとうございました。

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