70/100
第七回想
「もう、お兄ちゃん」
玄関を開けると妹がいた。
一ヶ月ぶりに顔を合わせた。成長はしていない。今のところ髪が伸びたくらいである。
「お、おう、優有」
「久しぶりだね」
「た、確かに一ヶ月ぶりだな」
僕が妹相手にたじろいでいる理由──それは専ら僕の妹、優有放っているオーラである。
種類的に言えば、怒気である。
静かなる怒り。
妹がこんなに起こるなんて珍しい。
そんな思いもむなしく、僕は妹の怒りの理由にたどり着いたのであった。
読んで頂きありがとうございました。
評価等よろしくお願いします。




