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決戦の始まり──真祖の眷属
「やはりか」
ブラッドはそう言った。界の表情を見たあとだと、なんとなく、やはりの内容がわかる気がする。
「な、なんだ?」
界は少しだけ、動揺の表情を見せた。
「いや、君が俺の放つ同族にしかわからないような形で出している覇気に耐えている時点で、おや、とは思っていたんだが、やっぱり、そのようだ」
「どういうことですか?」
妹が質問する。なかなかに度胸があるな。
「つまりだな──」
ブラッドは妹を一瞥してから、答えた。
「そこの、界、という吸血鬼はお前の兄貴と、同じ条件下にいる、すなわち、真祖直属の眷属ということだ」
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