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事情説明
「改めて訊きたいんだけど……お兄ちゃんだよね。すごい痩せてて、若返ってるみたいだけど……」
現在、僕たちは僕の家にいた。そこでくつろいだ瞬間に突きつけられた質問であった。
「えっと、何から話せばいいのかな……あっそうだ、吸血鬼って信じる?」
「そんなものいるわけないじゃん!」
なぜか、強い語気だった。
「いや、いるんだよ」
「いるわけないでしょ! 頭おかしくなったの?」
さらに語気を強める妹。
「いやいや、いるんだよ……ここに」
「僕は自分の足元を指した」
そこにはあるべきはずのものがなかった。
「嘘! 影が……」
煌々と照らす電気の下、本来、人間は持っていなければならないもの、影がなかったのである。
「優有、実は僕は吸血鬼なんだ」
僕は事情を説明した。妹は衝撃にしばらく固まっていた。
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