表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/100

傷つけられる身体

 イートの拳が僕の腹にめり込む。普通は後ろに吹き飛ぶはずだが、防御力皆無の吸血鬼が食らう一撃である。拳が腹を貫いた。臓器と血液が穴の空いた腹から出てくる。その痛みは想像以上のものだった。

「そんなものか?」

 イートは地面にぐったりと倒れる僕を見下ろし、挑発してきた。殴りたくなったが、腹の痛みで上手くいかない。

「……まだ……だ!」

 傷が一瞬で再生していく、腹部に血液を集めたからだ。しかし、再生中の僕に容赦なくイートは攻撃を仕掛けてくる。

「ぐぅぅ」

 痛みをこらえる。僕は自身の胸部に手を当てた。まだ、心臓は動いている。大丈夫だ。

「それで……終わりか?……僕はまだ生きているぞ」

 僕の傷はもう癒えていたので痛みをこらえ、立ち上がる。もう大丈夫そうだ。僕は懐に手を入れる。

「死ね」

 イートが殴りかかってくる。それを見て僕は引き金を引いた。

読んで頂きありがとうございました。

評価等よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ