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宇宙
目を閉じながらジャンプしたため着地したら目を開けようと思っていたのだが、いつまでたっても足が着かない。静かに目を開けると夜空が見えた。いや、これは夜空ではない。そんなことはすぐにわかった。下を見ると、これを青いと表現してもいいのか迷ってしまうが、一応、地球は青かった。と言っておこう。
苦しい。まあ、息ができないので苦しいのは当たり前なのだが。地面に降りる方法はどうすればいいのだろうか? 吸血鬼の能力から見てみると方法はいろいろと思いついたのだが。重力もないし、足場もないから、実質一つ二つしかないのだ。
やるか。ため息つきそうだよ。ついたら死ぬからしないけど。
僕の背中に翼が現れた。というか、生えてきた。僕は自分の肉体を変形させることを選んだのだ。早くしないとやばいしな。僕は全速力で目的の山の頂上に向かったのだった。最後に一言、吸血鬼の脚力ってドンだけパワーあるんだよ!
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