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ジャンプ
銀の弾丸も回復し終わり、僕はゆっくりと考えることにした。何を考えるって? それはどうやって襲ってくる吸血鬼に立ち向かうかをだ。自動拳銃を貰ったはいいが。銃弾に触らないように装填するのが大変だった。手袋、しかも厚いやつ。
「まあ、とりあえず、試し撃ちするか」
そろそろ、試し撃ちをしておかないと。でも、どこで撃つかが問題だよな。やっぱり、山で撃った方がいいよな。
「じゃあ、行くか」
自宅から出るのは心配だが、その場合は適当に猛獣でも眷属にするか。吸血鬼の能力を最大限に利用しようと考える僕であった。僕は自宅を出てすぐ近くにある公園に向かった。ちょっと、脚力を確かめるために。ん? 何で脚力かって? それはジャンプで山の頂上に登ろうと考えたからだ。さっきの思考ではもう試し撃ちをすることは決定していたので、即座に行き帰りする方法を考えていたのだ。
屈伸をするそして遠くに見える山を見据え、足に力を込める。そしてジャンプした。
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