「結婚」について
第5章-1 「公開の密婚」の後書きみたいな内容です。
カトリック教徒というのは「行為が成立したかどうか」に物凄くこだわるんだな、とずっと思っていたんですが、ヤコバについて調べているうちに、なるほど、と納得しました。
いくら教会で永遠の愛を誓っても、行為が成立していなければ「結婚」は成立しない。
つまり、行為が成立していないことがハッキリすれば、「結婚」は無効となる。
政略結婚の場合、後日無効になったりしないように、床入りの儀の公開 なんてことにもなったんでしょうね。
ブラバン公とのときにほんとに公開だったのか? については確たる典拠はなかったりするんですが、
教会での式の前に「まずやっちゃえ」
となったのはほんとのことのようなので、だったら立会いは置いたんじゃないかと思います。「やっちゃった証拠」がなければ何の意味もないですし、このふたりが心から愛しあい求めあってそうなったとはどうしても思えない。
ところで 「やっちゃっていい年齢」というのは 時代や場所、宗教によって変遷しますが、この頃は「14歳」だったようです。シェイクスピアのあのジュリエットは15歳でしたっけ? ま、年齢クリアしてても 「未婚じゃダメ」もあったかとは思いますが。
ということで、25日更新第20話はR15指定です、一応〈笑