オランダのジュリエットは実はモテモテ?
ヒロイン、ジャックこと、ヤコバ・ファン・バイエレン (=ジャクリーヌ・ド・エノー) のことを私が初めて知ったのは、「オランダの歴史」マンガでした。
かなり薄い本なので ひとコマしかないんですが、「戦好きのじゃじゃ馬で嫁の貰い手がない」というような表現。
そこから興味を持って調べてみると、嫁の貰い手がないどころか御歳わずか5歳にしてフランスの王子さまを事実上の「婿」 にしてるし、そのあとも何度も結婚してます。コレは政略結婚なのか、それとも実は恋ゆえか?
いつかこのひとのことを書きたい。ずっとそう思ってきました。
そう思うのは私だけではないらしく、没後すぐ (つまり 15世紀)から 山のように物語が書かれ、
「オランダのジュリエット」
とも呼ばれる存在にもなってるそうです。
そういえば、シェイクスピアの本家本元のモトネタは トリスタンとイゾルデの悲恋 って説もありますね。
ただ、この「オランダのジュリエット」には 「ロミオ」役が一定してない。
「悲恋のお姫さま」設定は変わらないのに、、肝心の「お相手」がそれぞれ違う。
そんだけ 気のあるそぶりをした男が多かった、ってことなのか
実は 逆ハーだったのか。
いずれにしても、彼女のために命を落とした男が大量にいたことだけは「史実」のようです。
そして 「変死」 が多すぎるー 〈怖




