名前の話
洋モノ史実系の話の場合、頭が痛いのが「名前」です。同じ名前が多すぎる。
カトリックの場合、「つけていい名前リスト」からしかつけられなかった、という理由もありますが、自分の父の名を長男に、母の名を長女に、なんて習慣のある家の場合、いとこ同士はみな同じ名前、にもなりますし。
そして、どの言語で読むか? というモンダイ。
綴りが違うだけで音は近い場合はいいですが、ジャックとヤコブ、ジャクリーヌとヤコバ では イメージも違いますよね。
ということで、ヒロイン以外のキャラについてはあえて読みを違えたり愛称を使ったりして書き分けてます。歴史の本にある系図とは表記が違うひとも多々出てくるかと思いますが、この物語ではこういう設定ってことでご了解下さいませ。
とりあえず、この話に出てくる名前では
ヨハネス、ジャン、ヤン、ヨハン、イェハン
マルグリット、マルガレータ
は本来同じ名前です。
マルガレータ は マルハレータ と書くほうが「正しい」のかもしれませんが、あえてここは 「ガ」にしてます
というようなことを後書きに書くとうざそうなので、こっそりここに書いておきます。