賭けますわ!
10ペートなんてはした金ですわ
『さぁぁぁぁ!!
何と何と筋肉教師イワ・マーツにお騒がせお嬢様の金魚の糞の………えっと、オマケちゃんが挑戦状を叩きつけたぁぁぁぁ!!
世紀の勝負!さぁ君はどっちに賭ける?』
というチラシをもらった。
本人だっつーのこの野郎でも私に20ペート賭けますわ
最後のお小遣い…2万円全てをね!
おほほほほ!!
というか待ってちょうだい。
もしかしてこの名前のところはわざとではなく本気?本気で私の名前がわからないと?
しかも?私がアデルのそばにいないとオマケちゃんだとわからないと?
「あらやだ……」
つい柱にヒビが…いけません
ここは冷静に冷静に
「お待たせしましたわ……ってあら?
ユーリ私の預けたお財布が見当たらないのようなのだけど…?」
「一攫千金を狙った。文句は受け付けない」
「な、何をしたんですの!?
ちょっと、ユーリ!!」
さらに一万…じゃなくて10ペート賭けましたわ
あなたのをね!!へっ!!
「大丈夫よ100倍にして返して…あげません」
「な、何故ですの?!」
何故かって?私の勝負なのに……
勝負するのは私なのに何故か!何故か
対戦表が貴女対担任様になっているからですよ!!
「そんなに私の影は薄いか!
そうですの!おほほほほほほっ!!!」
「ユーリがついに……くすん」
絶対に勝ってみせますわ!!!
全国の高校生に喧嘩を売りましたね貴女
知りませんわよ