ラブレターではありません
どこへ行くの?私も行きたい
前世の記憶を思い出した影響か知らんが
この身体の基礎スペックが上がっている
そのことに気づいたのはハリセンでツッコミの練習をしていた時だ
椅子がぶっ壊れたのだ
どんな馬鹿力だよと思ったけどこの力を利用しない手はない
「担任様!担任様!!
少しお話が…」
「金魚の糞…じゃなかったな、なんかようかオマケ」
はい、その程度じゃ怒りませんよ?
悪口のバリュエーションそろそろ増やしてみてはいかがかしらおほほほほ
「おほほ
私担任様に出す書類がございますの」
「へぇ?反省文か?それとも反省文か?」
私人生で一度も反省文を書いたことがないのが取り柄ですのよ担任様
てかお前名前なんだっけ?おおっと…たまにキャラ崩壊いたしますわね気をつけないと
「こちらですわ」
「はっ………はっ?」
というかすごい速度で歩きながら話している私を誰か褒めてくださらない?
この男、レディに歩幅を合わせることも知らないんですのよ!
「こ、こ、これ…お前意味わかってんのか…?」
「勿論ですわ担任様
あなた様に"腕相撲"勝負を申し込みます。
男性は女性から送られた決闘状は必ず受けなければならない……
本校校則第18条でしたわね
では今宵7の刻にお待ちしてますわね!」
おほほほほ!
校則を覚えてないとでも?
もちろん覚えてないわ!そこしか覚えてないわよ!一夜ずけ万歳っ!!
だが断る。