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私のあだ名は金魚の糞  作者: ラクハ
第二生
21/23

ストーカー対処法なんて習ってません

ユーリ、私とお茶しましょ!そのあとはエステ行って

夜はお料理と魔法の練習……あぁ!人生楽しくなってきましたわっ///


「やぁおはよう。


ユーリ結婚しよう」


空耳だ。これは空耳だ間違いない。

こいつが転入してくるシナリオはなかった、はずだ。

裏ルートがあったということなのかしら…そこまでやりこんでいなかったのが敗因か


「おどきなさい

ユーリの隣は私の席よ!」


「すまないなアデル嬢

しかし君が隣にいてはユーリの評判も落ちるのでは?」


「ユーリの評判なんて元々底辺よ!これ以上落ちたりしないわ!!」



その通りなんだけどねアデルちゃん

君もだから。君も底辺だからね?ちゃんと分かってるよね?


とはいえこの粗大ゴミのおかげでアデルに親しみが沸き始めたのも事実。

むしろこいつらが結婚したらどうだろう?

いぇ、アデルを粗大ゴミと結婚させるのは罪悪感がありますわね……


「アデル次移動ですわよ」


「そうでしたわね!

うふふっ貴方は別の授業くふふ…っ」


「チィ……っ」


私たちは魔法学

彼は物理魔法学だものねぇ

うるさいのが一人減って大助かり。

魔法学万歳。


私は魔法なんてどうでもいいけどアデルは料理が得意な魔女になるらしいから

授業の態度はいい


私?私は当然ばれないように寝ていますが何か問題でも?


「っと…」


「あらやだぁ金魚の糞が足についてしまったわぁ」


でたな。

後ろの席でアデルとおんなじくらい権力のある女子生徒マリアンヌ

通称マリア様(恥)


私はプードルって呼んでますけど


「私に満たない身長なのに足は長いのですね羨ましい」


「なっ!

……強がっていられるのも今のうちよ!

王宮騎士団長のカイン様にあんたは粛清されるんだから!!」


「………なんですって」


わーとても困ったわー。


いや、ごめん嘘。強いて言うなら騎士団長学校なんかに来る時間あるんだこの給料泥棒、と思わなくないけど


「どうして私が?私、何かしたかしら」


「どうもこうも!

あの勝負でキリー・サキ様をあのお菓子で洗脳したのは分かっているのよ!!」



そんな事できるんだ知らなかった。

正直魔法とか理論以外どうでもよくない?

筆記テストでいい点取れば良くない?ダメなの?


「その技術を拷問によって聞き出すって言ってたってお姉様がいってたわ!


あんた、ついに終わりね?」


「おほほほほ……」


プードルのお姉様ってあのラブラドール?

絵でみたことあるけどどうみてもラブラドールなあの方?

ラブラドールお姉様ってプードルがいうの?

別にいいけどね面白いだけだから



「そんなのどうだっていいですわ」


王宮騎士団長なら、見た目年収ともに完璧と聞きますわ

あとは中身の確認とアデルが気に入るかどうか



早めに婚約させておかないと…

いき遅れは乙女の恥だものねぇ



「そうは思いませんかアリア様(恥)」



最近私が笑うと周りがドン引きしてる気がする

もしや私の笑顔は酷いのだろうか?今度鏡の前で練習してみよう



ところで、誰か窓に張り付いている粗大ゴミを燃やしてくださらない?






お茶とエステっておごりだよね?

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