お姫様
ぼ、僕の…お姫様っ
ユーリがお姫様……っ!!
結論
魔女と妖精の仲はすごく悪い。
「なんで小さい子豚ちゃんがここにいるんだぃ?」
「それはこっちのセリフ!
どうして僕の姫様のそばに魔女何かがいるわけ?」
「魔女さま?ユーリは太ってないですわ!ぽっちゃりですわ!!」
取り敢えずアデルにビンタしておきましたわ。
というか妖精、おい
なに?僕の姫様って?くっさ!セリフくっさ!
「魔女さま…万人に妖精が見えるようにしてくださいですの
話が進みませんわ」
「あぁ…面倒な子豚ちゃんだよ全く」
魔女さまが指を鳴らすと目に閃光が走り
妖精(笑)が見えた
うん………なんかゴメン
「だ、誰ですのこのブサイク!!」
「ブサイク?君のそのクルクル髪よりマシだよっ!!」
いいや、アデルのお嬢様ヘアーより君の顔の方が酷い
いやもう本当酷い
もはやどこがひどいか説明できない位酷い
「あー…改めてよろしくねオラクル」
本当はよろしくしたくないけど
背に腹は変えられない
妖精がそばにいるってだけで何故か綺麗な心を持っているって思われるからぜひアデルのそばに居てもらおう
私はいいや、遠慮する。
「これでもこいつはかなりマシな方さ」
「「えっ!?」」
この顔で!?
妖精ってもっとこう…なんと言うか…うん。
あえていわないけどほら、ね?
察して!!お願い!!!
「それでえっとオラクルは
避難しに来ただけよね?雨が止んだら帰ってしまうのよね?」
うんダメだこりゃ。
アデルのそばにいてもらうの無理だわ
むしろ帰れ今すぐ帰れさっさと帰れ、
見るに堪えないから
アデル気絶しちゃったからね君の顔のせいで
「んーそのつもりだったんだけどぉ
オラクルのお姫様見つけちゃったから帰らない!」
なんかチラチラ見てくるんですけどあれれ
おかしいな…
妖精は皆顔が良くない
オラクルはマシな方
そこでなぜか私にフラグがたつ
「おかしい……」
「お姫様はね!オラクルの初恋の人に似てるんだ!!(中身が)」
やめて。本当やめて
二人とも私を憐れまないでその顔やめて
というか
アデルいつの間に復活したの?
「僕と契約してお姫様になって?」
にっこり
顔を見合わせて微笑む
アデル引かないで
これが私の最上級の笑顔なの
「絶対に嫌よ」
おいアデルなにがおかしい