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私のあだ名は金魚の糞  作者: ラクハ
第二生
13/23

おばさま

ユーリが笑っているだけで……

私も嬉しいですわ!



「あっるっこ〜あっるっこ〜


アデルちゃん元気ぃぃぃ?」


「も、勿論ですわ…ぁ…っ」


で・す・よ・ね?

いやぁお嬢様根性万歳ですわ


元気かと問えば勿論と返ってくるこの面白さ

流石アデルですわ

人生損してることにそろそろ気こうねお馬鹿さん


休みたいって目をしても無駄よ?

私アデルのために仕方なぁく心を鬼にしているのですからね?おっほほほほほほほ!!


「さぁここですわよ!


いいですね?1に挨拶2に返事!

はい復唱!!」


「どうしてそんなにイキイキしてますの!?」


えー?別にアデルが疲れてるのが面白いとかじゃあないよ?うん本当だよ?



「おはようございます!

これから1シュールよろしくお願いします!!」


「よ、よろしくお願いしますわ!」


うっ……タイミングの悪いことにおばさんしかいない……この農家には食材の試行錯誤とかをお願いしてるんだけど、実はこの家訳ありなんだよねぇ



「ひひっよく来たねぇ

……さぁ部屋に案内してやろう」



心優しいおじさんの嫁

おばさんは魔女だったんだってふふっ


怖い。まじ怖い。

舐めてた、生の魔女舐めてた



あっアデル立ったまま気絶してる…

ぶっちゃけ私も気絶したいよ、うん怖いもん



「そっちのお嬢ちゃんは寝ちまったようだねぇひひひっ

ここの部屋を二人で使いな……昼から働いてもらうからねぇ?ゆっくり休むといいよ……ひっひっひひひっ」



何それ怖い。

何ですか私たちお昼ごはんですかそーですか

いざとなったら逃げよ。



………ん?ベッド一個しかないぞ?


「ひひっ働かざるもの寝るべからずさ……」


ど、っ!?

どこから声がっ!?というか心の声!私の心の声!!


……いやもう魔女すげーわ

リスペクトだわ



「そういえば……」



アデルの幼い頃の夢、魔女でしたわね……

おばさんが魔女だということは内緒にしましょう、うん。



「ん〜……土の上で寝るなんてはしたないですわぁ〜」


いや、お前そこ一応ベッド

いま、凄い、殺気、感じた



やっぱり逃げようかな………


おじさん、優しいおじさんカムバック


貴女の気持ちはよく分かったわ……


だからってベッドは譲りませんけど

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